FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

若い人の意欲と能力を伸ばす社会に

産業能率大学が、主催したセミナーに参加した企業の新入社員に対する意識調査を行った結果を発表しています。(参照)
就職活動が「かなり大変だった」とした大学生が過去最高の35.4%となっています。
「思ったより大変だった」も37%あり、「思ったより楽だった」22.9%を大きく上回っていますから、大変と感じた人たちがとても多かったということだと思います。
いったん落ち着いたかと思った就職氷河期がまたまた現れて、いったい、この国の若い人の受難はいつまで続くんだろうと思ってしまいます。

そんなことを反映してか、皆さん安定志向のようで終身雇用を望む人が74.5%で、過去の氷河期にも5割ぐらいだったことを考えるとかなりの高率となっています。
連動して、将来の進路として管理職として指揮をとりたいという人が48.5%もいるとなっています。確かに組織に入ってしまうと一介の歯車的立場より管理職になった方が自分のやりたいことを実現するチャンスは増えると思います。
でも、それだけ責任の重みも出て、また、部下をうまく使う、チームをまとめるなどもなかなか気苦労のあるものです。
自分が部下だったらどうかなと考えたとき、能力もなく何もできない、やらないのに口だけ出すなんていう上司は最悪ですね。
人の能力を見極めるというのは難しいもので、その人自身が見極めるべき人の能力を凌駕するぐらいか、そこまでいかなくてもその仕事に必要な能力は何なのか、きちんと整理できていないとできないと思います。
新人の中には、最初、能力がそれほどでもないと思っても教育とその人自身の気持ちのあり方と努力によって、見違えるほど伸びていく場合もあります。

私の拙い経験から言うと、見違えるほど伸びていく人というのは、回りのできる先輩を良く見ていて、自分もよい意味でまねをしたり、地道な作業を繰り返し行うことをいとわないような人たちです。そして、いつも自分のやっていることが会社内でどういう意味をもっているか考えている人。このあたりは、会社もきちんと教えてあげないと、入社してすぐにはなかなかわかりませんが。

そういう意味で、同調査で、「早く会社の戦力になって貢献したい」(56.6%)が「地道にコツコツ働きたい」(43.4%)を上回っているのがちょっと気になります。
2009年の同調査では、43.8%対56.3%で後者の方が多かったそうですが、この辺の意識の変化というのはどういうことなのでしょうか。
早く結果を出したいと思っているのでしょうか。
仕事に焦りは禁物です。
地道にコツコツやるということは必ず良く生きるということにつながると私は思っています。
必ずしもそれが人の評価につながらないとしても、自分の魂の満足感にはつながるのではないかなと思っています。
昨晩、テレビで観た映画「西の魔女が死んだ」はそんなことを描いていたように感じました。
いずれにしても、若い人の意欲をそがないように、うまく伸ばしてあげられるような会社がたくさん増えるといいなと思います。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する