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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

離婚による年金分割のまとめ

秋に行う講座の資料作りをしていて、離婚の年金分割についてもう一度勉強しました。

当ブログでも過去記事で2006年10月16日から3日連続で書いています。(過去記事参照)

2006年10月といえば、開業間もない頃で、毎日が勉強というような状況でした。

ブログも開設したばかりで、あまり慣れていなくて手探り状態で少しずつ前に進んでいた頃です。

あれからもうすぐ5年かと思うと、やはりある種の感慨を覚えます。

歳月の積み重ねというのはやはり貴重な財産なんだなとも思います。

離婚の年金分割も随分当時は話題となりましたが、年金相談などに行ったときに聞かれたことは一度もありません。

直接すぐ影響が出るのは熟年の方たちだと思うので、離婚件数そのものが少ないのかなとも思います。

さて、今般の資料づくりで過去記事にはなかった表を作ってみたのでそのままコピーします。

 

.離婚による年金分割

 

平成1941日より

平成2041日より

組み合わせ

厚生年金の被保険者(国民年金の第2号被保険者)と国民年金の第1号、第2号、第3号被保険者

厚生年金の被保険者(国民年金の第2号被保険者)と国民年金の第3号被保険者

要件

夫婦間の合意、又は家庭裁判所が定める

請求により合意がなくても分割できる

対象期間

平成1941日以後の離婚

分割する対象期間はその前も含む

平成2041日以後の離婚

分割する対象期間もそれ以後の期間となる

請求期間

離婚成立後2年間

制限はない

分割割合

話し合い又は、家庭裁判所が最大2分の1を限度として決める

2分の1に分割

※事実婚については、国民年金の第3号被保険者期間だった期間のみ分割できます。

※性別による要件はありませんから、妻から夫へ分割する場合もあります。(夫が専業主夫だった、妻

の方が収入が高い場合など)

 

年金事務所などの相談業務に携わっていて、年金に詳しい社労士の人が

「少ない年金をさらに分けちゃうなんて、お互いによくないよ」

と以前語っていましたが、確かに分割できるのは、厚生年金の報酬比例部分にかかってくる「年金保険料納付記録」だけです。

それも結婚期間中だけで、あげる人の独身時代のものは除かれますので、 

「年金が半分もらえる」と思ったらとんでもない間違いで、それよりずっと少ない額になると思います。

それでも、婚姻期間中に納めた保険料は夫婦でともに納めたと考えるというところが重要なのだと思います。

今までは、裁判など起さない限り年金を分割するなんてことはできなかったのですから、随分前進したと考えるべきなのでしょう。

 

離婚経験者によると、離婚するのは大変なエネルギーがいるそうです。

確かに、財産分与だの、子供が成人前なら親権はどうするだの、めんどくさいことを、もういっしょに暮らしたくない、同じ空気を吸いたくないというような人と話し合って決めなくてはならないのですから、想像するだに大変そうです。

年金分割(正確には標準報酬又は年金納付記録の分割)に関しては、楽にできる道が開けたということだと思います。

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