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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

久しぶりに映画館で泣く。

昨日、久しぶりに完全オフとして都心へ出て映画を観ました。
「ペーパーバード 幸せは翼にのって」というスペイン映画です。
スペインは1930年代から1970年代まで右派の独裁政権だったことは知られていますが、その間の庶民の生活についてなど私は知らないことが多いです。
映画を観て感じたのは、生まれたときから「国民主権」、「基本的人権の尊重」「永久平和主義」を謳う憲法があるこの国は、なんだかんだ言ってもとってもよい国なんだということです。
ペーパーバードというのは、映画の中で出てくる日本でいう折り紙と同じですが、紙で鳥の形を折ったもので、かの国にも折り紙があるんだなあと、ちょっと驚きました。
物語は右派と左派が対立したスペイン内戦で、一応内戦が終結して右派のフランコ政権となったスペインでの舞台芸人たちがおりなすヒューマンドラマです。

主人公は貧しくしがない芸人ながら、妻と息子と愛情あふれる家庭を持ち幸せに暮らしていたホルヘ。
しかし、内戦による爆撃により一瞬にして妻子を失ってしまいます。
絶望を抱えたまま行方不明となりますが、1年後に舞台での相方エンリケのもとに戻り、コンビを復活させて舞台芸人として復帰します。
ひょんなことから、内戦で芸人だった両親を失った子供ミゲルといっしょに暮らすことになるのですが、亡くなった息子と同じ年頃のミゲルを受け容れることができず、冷たくしてしまうホルヘ。
優しいエンリケが緩衝材となり、いつしか息子を亡くしたホルヘと父を亡くしたミゲルの間にも愛情が通うようになります。
亡くなったと思った母がもしかしたら生きているらしいとわかって、母といっしょにいたいと言うミゲルに対して、
「愛する人とは離れていてもいつもいっしょにいるんだよ」と優しく言うホルヘ。
ジーンとくるせりふです。
時は、独裁政権さなかの監視社会。当局から目をつけられているホルヘの一座には、「スパイ」として若い軍人が道具係としてやってきたり、出し物に気をつかったりと厳しい状況を強いられます。

この時代、ピカソや名チェリストカザルスなど芸術家が海外へ亡命したことも知られていますが、芸人も厳しい監視の目にさらされていたのです。
身の危険を感じたホルヘとエンリケはミゲルと内戦で行き場がなくなり、一座に入っていた少女とともに、反体制派の力を借りて国外に逃亡することを決意するのですが・・・。
これから、ご覧になる方もいらっしゃると思いますので、あらすじはここまでとさせていただきますが、私は映画館で泣きました。
観終わってから、いっしょに観た夫と話しましたが、脚本はああでなくてもよかったのではないか、いや、やはりああでなくてはいけないんだと、いろいろと考えさせられるところがありますが、良品であることは間違いないと思います。

最近の新しい作りのミニシアターは、前の人が気にならないでゆったり見られるので、私にとってはうれしいことです。映画はひと時の息抜きになります。
そして、いろいろ考えることができるのでやはり良い娯楽だと思います。

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