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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「それでもボクはやってない」刑事裁判の現実

周防正行監督の新作映画「それでもボクはやってない」を観ました。


周防監督といえば「しこ踏んじゃった」や「Sall we dance?」などでおなじみですが、笑いの中に感動ありのヒューマンコメディ作家というイメージでした。今回は一転して「社会派」と言ってもいいような内容で驚きました。


映画が終わった後、すぐ席を立つ人がとても少なかったです。それだけ衝撃的な作品といってもよいと思います。これから観る方もいらっしゃると思うので、詳しい内容は書きませんが、痴漢冤罪事件に巻き込まれた青年を主人公に、日本の刑事裁判の問題点を浮き彫りにする内容となっています。


偶然、夜の情報番組に周防監督が出演していて、自らこの作品について語っていました。


少し前の事件ですが、痴漢の濡れ衣を着せられて、無実を証明するために友人たちの協力のもと再現ビデオを作製して、一審の有罪から二審の無罪を勝ち取ったということが新聞記事となりました。監督はそれを見て、支援する友人たちの話など映画にできそうだと思ったそうです。


ところが、様々な関係者や経験者に取材を重ねるうち、日本の刑事裁判の闇のようなものに気がつくことになります。これは映画にしてみんなに知ってもらいたいと思うようになったそうです。骨太で臨場感あふれる構成で見ごたえのある映画に仕上がっています。


監督は「この映画は日本の刑事裁判の問題点を告発する映画です」と語っていました。でも、けして堅苦しい映画ではなく、演技派の俳優をそろえ、とても自然に一般の市民が冤罪事件に巻き込まれた時の様子が無理なく描かれています。


最近は痴漢の冤罪被害というのも多いという話がありますね。やってなくてもやったと認めてしまえば、軽微な犯罪として罰金程度ですぐ釈放、「やってない」と言い張ると何日も拘留され取調べで「自白」を強要されるのですから、やってないのに「やりました」と言ってしまうということはあり得ることですね。


満員電車に乗る機会の多い男性の方は、痴漢に間違われないようにしてください。「捕まったらおしまい」というのが映画を観て感じたことです。もちろん日本の刑事裁判の問題点もとてもよく整理されて提示されています。時間のある方は是非ご覧になってください。

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