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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労基法違反がまかり通る現実

当地はすっかり秋の風情です。
当事務所はマンションの一角にありますが、植栽の中に金木犀が入っているので、この季節になるとほのかに香りがただよってきます。
9月中はほとんど半そでで過ごしましたが、さすがに今日は長袖でしかも上着がないとちょっと寒いぐらいに急に気温が下がりました。
この季節になると、急激な温度変化に身体がついていけないらしく、例年、朝起きぬけにアレルギー性鼻炎のような症状が出ることがあり、今日も朝から鼻がむずむずしています。
さて、配信してもらっている労組系のメルマガにちょっとびっくりするような相談がよせられていました。
成人して働き出した娘さんが見習い期間だからと一切賃金をもらっていない、というお母さんからの相談です。

娘さんはトリマーとのことですが、トリマーというのは動物病院などでワンちゃんの毛並みを整えたり、爪を切ったりする犬の美容師さんのことでしょうかね。
専門学校などを卒業して就職したのでしょうか。
一か月の見習い期間は無給で、一か月したら交通費だけはでるそうですが、毎日9時からその日の作業が終わるまで帰れず帰宅はいつも午前様、休みは平日に週1度だけだそうで、そんなのってありでしょうか?という相談でした。
答えはもちろん完全な法律違反ですという答えです。
たとえ見習い期間や研修期間であっても無給は違反です。最低でも地域ごとに定められている最低賃金を払わなくてはいけないし、一日8時間、一週40時間超えれば法定時間外労働となりますから、2割5分増しの割増賃金、深夜時間帯(午後10時から午前5時)に働けば2割5分増しの深夜割増賃金も発生します。
最寄の労働基準監督署か、地域ユニオンにご相談くださいとの回答となっていました。

娘さんは一生懸命働いているそうですが、トリマーとして就職するのが難しいというような就職難のようなことがあるのでしょうか。
そうだとすると、それをいいことにただ働きさせている事業主は相当悪質ですね。
メルマガには「江戸時代と同じことが許されていいはずがありません」とありましたが、こんなことが現実にあるんだなとびっくりしました。
最近、権利をきちんと主張する労働者が増えたと言われていますが、まだまだ正当な権利が何かすら知らない若い人たちも多いのでしょうか。
私は、開業当初、若い人たちに労基法を知ってほしいと思って首都圏の高校に随分手紙を出しましたが、全く無反応だったのであきらめてしまいました。こういう話を聞くと、自分にできることはないか、開業5周年を機にまた考えてみようかなと思うのでした。

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| | 2011年10月05日(Wed)10:56 [EDIT]