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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

メンタルヘルスは避けて通れない

今日は午後から社労士会の研修で、「新型うつ病」についての著書などもある精神科医の先生の講演があるとのことで行ってきました。
4時までの予定が結局4時半ぐらいになり、事務所に戻る頃には暗くなってすっかり日が短くなりましたね。
県会の研修だったので、他支部の知り合いに久しぶりに会ってお話することもできて、そういう良さもあるので、内容を取捨選択して時々研修にも行っています。
さて、講師の先生はまだ30代とかでわかりやすい元気のいいお話ぶりで、とても良いお話が聞けたと思います。
有名国立大学の助教で精神科医で産業医もなさっていらっしゃるのですが、うつ病などで求職している労働者の職場復帰などにあたり、結局企業側のスタンスも非常に重要になるが、そこに踏み込んでいこうとすると最終的には社労士ともコンタクトをとった方がよいと思い至り、東京会の研究会などで社労士といっしょに勉強なさったりしているうちに、社労士とも関わりが深くなったそうです。

お話の内容は電通事件以後職場のメンタルヘルスに行政も目を向けるようになり、精神的負荷の基準ができたとか、企業として休職などさせる場合にはルールが必要で、就業規則が非常に重要になるとか、私にとってそれほど目新しい内容ではないのですが、さすがに現場経験を積んでいらっしゃる医師としての生の声というようなたくさんの事例が聴けたのは、とても新鮮で有意義だったと思います。
うつ病の患者数はここ10年で2倍ぐらいに増えている、薬の販売量は4~5倍、それは副作用の少ない抗うつ剤の新薬がいろいろ出てきて、安易に薬を処方したり「うつ状態」というような診断をすることにより、医師自身がうつ病を増やしている面もあるといったお話は、私自身新薬のことまでは知りませんでしたが、そうなのではないかなと思っていたことなので、興味深く拝聴しました。このあたり、やはり若い方というのはずばりものを言って気持ちがいいなと思いました。

就業規則の内容までは自分でも実践して理解しているつもりの私ですが、まだ、実際にメンタルヘルス不全で休職、その後の復職などという相談は受けたことがありません。
それについての企業としての考え方、最近のやり方など私が感知していなかった話などが最後に出て、それはとても参考になりました。
特に、職場復帰不可の判断を下すときに、主体は事業主ですが、その結論は結局その人を退職に追い込むことになるため、案外、産業医、事業主、人事部長などという個人が責任を負いにくい。そのため復職審査会、健康審査会など委員会形式で合議制として、責任の所在を明確にしつつ分散化を図るなどが行われているそうです。

職場復帰の可否の判断は総合的に決めるわけですが、主治医と産業医との意見の違いをどうするか、産業医がいない場合にはどうするか、会社としては可否判断に合理性の担保が必要なので、国家資格ではない臨床心理士などよりはやはり医師の判断が重要であろうなどと、いろいろ参考になる話が盛りだくさんでした。
メンタルヘルスは一朝一夕にはできないと、何となく避けてるところもありますが、少しずつできることから勉強していかなくてはいけないなと思いました。

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