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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金支給開始68歳とはねー(2)

過去記事にもしましたが、(参照)厚生労働省が厚生年金の支給開始を68歳からにするという案をだしてから、「68歳支給説」がにわかにメディアで取り上げられています。
過去記事にも書いたとおり私は反対です。
厚生年金と共済年金の一元化、年金目的としての消費税率アップ、制度の根本的見直しと改革、やるべきことはたくさんあるのに、若い世代にしわ寄せをする案ばかり出してくる厚生労働省には失望します。
そして、最もやるべきことは世代間格差の解消だと思いますが、そのあたりは全く手をつけようともしないので、若い人たちの年金不信がますますつのりそうで心配です。

今の制度のままでは、世代間格差はなかなか縮まらないと思いますが、物価や賃金下落率に合わせて年金額を下げるということぐらいはきちんとやるべきです。
ぎりぎりで生活しているのだから困るというお年寄りもいらっしゃいますが、物価スライドは決まっていることですから、物価が下がれば年金額も下がる、これはいたしかたないでしょう。
また、財政困難を何とかしたいのであれば、これから年金を受給する世代ばかりでなく、既に受給している世代にも等しく痛みを分かち合ってもらう必要もあると思います。
ある程度以上(月額20万円以上ぐらいでしょうか)の年金額については、10%ぐらいカットする。制度そのものがもたないのであればそれぐらいは思い切ってやらないと、若い世代の理解も得られないでしょうし、世代間の格差も全く縮まらないままになってしまいます。
社労士会でそれを言うと、それは困るなあと受給世代の人に言われます。
確かに困るかもしれない。でも、68歳から支給とか、完全に破綻して大幅減額というよりはずっといいですよね。

また、ある一定以上の収入のある受給者には受給をご遠慮いただくということもやるべきでしょう。余裕のある方にさらなる余裕を持っていただくのは年金制度の趣旨とは外れます。
と、書いてきていますが、厚生労働省の案はあくまでも現状の制度を維持しようとつじつまを合わせようとしているのでしょうから、やはり、早く根本的な見直しをしないと大変なんじゃないかと思います。
民主党は最低保障年金とか厚生年金と共済年金の一元化、現行の賦課方式を積み立て方式に変えるなどいう改革案を出していたはずですが、何もそういう話が聞こえてこなくなりました。どうなってるのかなと思う今日この頃です。

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