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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「もんじゅ」抜本的見直し雑感

昨日から始まった政策提言型仕分けで「もんじゅ」が抜本的見直しを迫られたと大きく報道されています。
私はこれについては全く無知だったと思いますが、40年かけて1兆円もつぎこんだのに、1kWの発電もできないままになっているそうです。
見直しは当然だと思うのに、中川文部科学大臣は「今までの1兆円が無駄になるから」と続ける意欲を見せているとか。
どういう頭脳なんだろうねえと思うしかありません。
そもそも、原発の開発は「石油はいずれ枯渇する」という脅迫観念のようなものから始まり、やってはみたが、ウランの中で核分裂するのはたったの0.7%しかなく、このままでは「ウランが枯渇する」となり、99.3%を占める「燃えないウラン」をプルトニウムに変換すればいいとなって、高速増殖炉とやらが出てきた。
しかし、これは非常に技術的に難しいということがわかり、最初にやり始めたアメリカなどはとっくに撤退してしまった。日本だけが延々とお金と時間をつぎ込んでいたというわけです。

このあたりの事情については扶桑社新書の小出裕章氏著「原発のウソ」にわかりやすく書かれています。
小出氏は、1967年から始まったこの計画がなかなかうまくいかず、1980年代前半に実用化されるはずだったのに、最近では「2050年に初めての高速増殖炉を動かしたい」などと長期計画に書かれていると前述の著書で指摘されています。
そして、こんなでたらめな計画を作った歴代の原子力委員は誰一人として責任をとらず、いまだに原子力界に君臨し続けていると批判しています。

小出氏の著書を読むと、私たちはだまされていたのかもしれないという気分になります。
私は無知だった。
無知は罪だと言っている作家がいますが、確かに無知はよくない。でも国をあげてしかもメディアまで巻き込み情報操作されたら、一般庶民はなすすべもありません。
私は、チェルノブイリ事故以来原発事故が起きたら大変なことになるという感覚的な恐さから、原発には反対していましたが、震災以後今まで片隅に押しやられ冷遇されていた小出氏のような学者が脚光を浴び、隠されていた真実がでてくるようになりました。
それはとてもいいことだと思います。
無知だった私も少しは無知でなくなりますから。

科学技術の進歩にお金と時間がかかるのはある程度仕方のないことだと思いますが、それが果たして人々の幸福につながる進歩なのか、そこのところを見極めるのが重要なのだと思います。そして、50年先を見据えるのも大事だけれど、自分で責任をもてるのはせいぜい10年後、20年後ぐらいです。
とりあえず5年、10年でどのぐらいの成果があるか、まったく0だったら考え直した方がよいと思うのですが、そういうことを言う人がいなかったのか、いても抹殺されていたのか、日本のシステムはどっかおかしいんだろうなと思うのでした。

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