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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「労働条件審査」がじわじわ拡大中

当地はいつの間にか春めいてきました。
まだまだ寒いしコートやマフラーは外出時の必須アイテムですが、陽射しが柔らかくなったし、夕方暗くなるのも遅くなりました。
さて、昨日は午後から所属する県の社労士会で研修があり、半日びっしり座って「労働条件審査」について拝聴してきました。
「労働条件審査」とは企業が労働者を雇用して事業をしていく上で、きちんと労働法令を守り良い職場環境を提供しているか審査するというようなことで、まさにこれができるのは社労士しかいないでしょというものです。
現状では、地方自治体が施設管理などを委託している会社の審査の一環として行われだしたばかりですが、東京23区内のいくつかの区ですでに行われていますので、今後多分全国に広がっていくのではないかと思います。

昨日の研修では、都内の自治体と契約して社労士会支部として労働条件審査を請け負っている東京都社労士会の二つの支部の支部長と前支部長がいらっしゃって、経験談を語っていただきました。とても参考になる良いお話しでした。
そもそも、自治体でそのような動きが出てきた背景には、以前、埼玉県で起きたプールでの小学生の死亡事故や、その他全国で起きている自治体の施設内での事故が原因とのことでした。
大きな事故になりますと、管理会社や自治体関係者が責任を問われることもあり、自治体としてはリスク管理ということで、いい加減な会社に管理を委託できないということがあったようです。
都内で先行して始めたのは千代田区ですが、昨日いらっしゃった新宿区と板橋区の両支部とも支部宛に突然問い合わせがあったということで、支部長さんとしてはいろいろご苦労があったようです。

どういうことをするのかということや、報酬などは各自治体によって違いがあるようですが、概ね、就業規則などの各規程の整備状況や実際の運用状況、賃金台帳、労働者名簿などの法定帳簿の整備状況、社会保険、労働保険の加入状況、健康診断他の安全衛生面など、まさに社労士の守備範囲とするところばかりで、普段から各社労士が行っていることばかりです。
それに、労働者からのヒアリングなどを交えて、職場状況のチェックなども行うようで、とても興味深い仕事に思えました。
全国社会保険労務士会連合会でも、この業務を定着させようとして各県会に働きかけています。私の所属する埼玉県社労士会でも、来年度から各支部で拡販チームを作り各自治体に働きかけるというようなことを行う予定になっています。
実は、私も支部で手を挙げて支部長のご推薦をいただき、その拡販チームに加わることになっています。
将来的には、全ての企業において、社労士の「労働条件審査済み」という証明書が必要になり、そして、それがいい企業の証みたいになるといいなあと思いました。

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