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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

パワハラ防止は気付きから 円卓会議試案

今年1月末、厚生労働省のワーキンググループがパワーハラスメントの定義について発表して、メディアでも大きく報道され、私も記事にしました。(過去記事参照)
その後、それを受けてもともとワーキンググループに付託していた「職場のいじめ嫌がらせ問題に関する円卓会議」が、さらに議論をして座長の試案が出されたということが発表されています。(
参照
)
最終的には、一人ひとりの気付きや行動を訴えかけ、誰でもわかりやすい報告書を作成したいとあります。
おそらく、今後そのような方向で報告書が発表されることになるのでしょう。
働く人、誰もが当事者になる可能性があるのが職場のパワハラであり、そのような意識をひとりひとりが持ってほしいとも書かれています。

ワーキンググループが先ごろ発表した報告書の参考資料の中には、「こんな職場ってどうよ」というセミナーでの参加者に気付きを促す事例が出ています。
①明日の会議の資料をホッチキス止めしていたら、「バカか、お前、そんなことは女子にやらせろ」という上司。
②お酒の飲めない部下に向かって「よく、そんなんで営業が務まるな」という上司。
③「あなたって、本当に教えがいのない人ね。何回言っても同じ失敗やらかすんだから」という先輩。

これらはセミナー参加者でいろいろ話し合うための材料であり、特にどうしろという正解があるものではないそうですが、確かに職場にいそうな人たちですね。
共通しているのは上司としての心構えというか、覚悟ができていない人のような感じがします。上司という立場の人に求められるのは、当然、その部署の業績アップでしょうから、部下の能力を最大限引き出すことです。
そのためには何をしたらよいかというところをよく考えていないように思います。

①は「女子にやらせろ」というところで×ですね。単純作業は女性になどという発想は旧世紀の遺物でしょう。そんな上司は女子からは総すかんでしょうし、部下もそのへんを理解しているから自分でやっているわけで、
「おっ、頑張ってるね。明日は勝負だな!」ぐらいのやる気を引き出すことを言わなくちゃいけませんよね。
②は、体質的にお酒の飲めない人がいますから、そんなことを仕事にからめて叱責するなんてこれも最低ですね。言った方は悪意がなく軽い気持ちかもしれませんが、言われた方は傷つきます。自分の努力ではどうしようもないことを言われるんですから。
「営業は酒席だけじゃないから、他のところで頑張るんだよ。」ぐらい言いなさいよと思ってしまいます。
③については、それって自分もめんどくさいことになるから怒るんでしょうが、同じ失敗を繰り返すのは本人だけの問題なのか。教え方に問題はないか。もしかして職場のシステムに問題はないのか。私ならそれらをまず考えます。、

と、まあこれらはほんの一例にすぎないのですが、やはり、基本は「人間対人間」というところでは対等であるというところでしょうか。
対等な人に対して高飛車に怒ることなんてできませんよね。
その人の人格を尊重しつつきちんと仕事が回るように指導をする。上司ならそれについてじっくりと考えることだと思います。どうしてもわからない人はセミナーなどで勉強するのもよいでしょう。
今後、正式な報告書が出されるでしょうから、少しでもパワハラが減るきっかけになったらいいなと思います。

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