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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

わが家のお雛様伝説

今年もそろそろお雛様を出そうかなと思います。


娘が生まれて初節句を迎える頃、私の母がお雛様を買ってくれることになり、人形の専門店に見に行きました。母は孫娘のために七段飾りの立派なものを買ってやりたいと考えていたようですが、当時狭い借家に住んでいた私は、なるべく場所をとらないお雛様と内裏様の一対だけの内裏雛を選びました。木目込みでそれなりに名の通った人形作家の作ということで、日本的なふっくらしたお顔のお雛様でした。眺めていると和やかな気持ちになれるようないいお顔だなと思って、私はとても気に入りました。


これなら飾るのもしまうのも楽チンだわと2~3年過ぎたある年のこと、お雛様の顔の鼻からほほのあたりにかけて茶色いしみがついているのを見つけました。

「やや、これは娘がチョコレートでもついた指で触ったんだろうか?」と、ガーゼをぬらして拭いてみましたが、ほんの少し薄くなっただけできれいになりません。これはむやみに素人の私がいじらない方が良さそうだと、買ったお店に出かけて相談してみました。


店側の答えは私にとって意外なものでした。


「首をすげ替えるしかないですね」 「えーっ?」 いくら人形と言ってもしみがついたぐらいで簡単に首をすげ替えるなんて、なんて恐ろしいと思いました。後から考えると、店側はしみをとるなんてそんな面倒なことをしたくなくてそう言ったのかもしれません。お雛様は娘の無事な成長を願ういわば「縁起物」なのですから、とてもそんなことはできないと「それではいいです」と何もせずに帰ってきました。


「お雛様、不注意でお顔にしみがついてしまってごめんなさい」と、その年はお詫びしつつしまいました。


季節がめぐり、翌年またお雛様を出しました。すると、「あーら、不思議」顔のしみが全く消えて真っ白いもとどおりの顔に戻っているではないですか。「奇跡だ!」と思いました。もしかして、防虫剤が何か化学反応を起こしてしみに作用したんだろうか?とにかく間違いなくしみが消えたのです。首をすげ替えるなんて断って本当に良かったと思いました。


以来、お雛様は娘の守護神としてのゆるぎない地位を確立しました。何しろ「奇跡のお雛様」なのですから。高校受験、大学受験、就職活動と娘はお雛様に祈りつつ無事乗り超えました。何よりも健康に恵まれ、すくすくと育ってくれました。


娘は今、親許を離れ1人暮らしをしています。結婚する時には何はさておきお雛様だけは持たせようと思っています。

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