FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

安さを追求した末の悲劇

今年のゴールデンウィークは、前半は高速道路で起きたツアーバス事故、後半は竜巻による被害や山での遭難と、大きく報道されるような事故が多かったと思います。
昨日、私は仕事をしていましたが、当地でも午後短時間でしたがヒョウが降りました。
ヒョウなんて久しぶりに見ましたが、直径1cmぐらいあり事務所前に停めている車の屋根に容赦なく降り注ぐのでへこまないかなと思ったぐらい結構強烈でした。
普通、5月というとさわやかな空気を連想しますが、この連休中、当地では晴れた日には夏に近いような陽射しが照りつけ暑かったので、何となく気象条件もここ何十年かの間に変わってきているんだなと思いました。
ツアーバス事故については、会社の安全管理の問題や運転手の労務管理の問題などが報道されていて、やはり社労士として関心を持った事故でした。

私は、今までお付き合いのあった会社でバス会社や運送業などの会社がないので、その種の会社の労務管理については、恥ずかしながら勉強不足です。
所属する社労士会の研究会では労働時間のことなどについて勉強していますので、自動車運転者の労働時間について、一応以前勉強したことがあります。
と言っても、こんな告示がでていますよという程度で、自分があまり関わっていないため身についていなかったなと思い、もう一度厚労省のHPを確認してみました。(
参照)
これは、告示ですから法的な拘束力はありません。「こんなふうに改善してやってみてください」というような意味合いです。
社労士がついていれば当然、これを目指してやっていただくように「指導」すると思いますが、ついていない会社も多いでしょうし、社労士がついていたとしても儲けるためにはなかなか守れないのが現状だというのが研究会でも言われていました。

バスを提供していたバス会社は、ツアーを企画する旅行会社の下請け的存在のようです。労務管理等で法律違反があるらしいと報道されていますが、個別の旅行者にはバス会社についてはなかなか見えにくいと思います。
結局、ツアー料金を安くするためには削れるところを削ることになり、規制緩和で業者の数が多いバス会社が標的となり、安売り合戦のようになっていると報道されています。
安売り合戦の陰で泣くのは最終的には雇われている運転手ということになります。そして、安い方がいいと乗車する庶民が犠牲者となる構図です。
ゴールデンウィーク中に所用で乗ったタクシーで、運転手さんと話していてこの事故の話題がでましたが、居眠り運転をしたバスの運転手に非常に同情的でした。
過酷な労働環境が想像できるからでしょう。
私は「安かろう、悪かろう」が嫌いです。でも、悪かろうには目をつぶり安かろうを選ばざるを得ない、または、それが好きな人もいるので、やはり、法律でなんらかの規制をかけない限り悲劇はなくならないのだろうと思います。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する