FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

1000分の0.05 アスベスト被害者救済拠出金

先週、都内で勤務社労士として社労士事務所で働いている友人と話をする機会がありました。その時に今年からアスベストの被害者救済費用に充てるための拠出金を、事業主から徴収するという話題があがりました。(参照)


労災保険適用の全ての事業主が対象で、労働保険の年度更新の時に確定保険料と同時に申告、納付するということで、料率は1000分の0.05です。(ボーナス等も含めて賃金総額に対しての料率です)


友人は、役所の方から「水道管などにも使われていて全ての人に関係のある話なので、事業主にそう説明してください」と言われたそうですが、「負担が増える話なので言いづらい」とこぼしていました。

確かに、わずかとはいえ、拠出金を徴収ということですからアスベストに関係のない事業主は納得がいきにくいかもしれません。それでなくても、労災その他の事業主負担や児童手当の拠出金などがあり、事業をするって大変だなと思います。


アスベストは別名石綿と呼ばれ、肺がんなどの健康被害を起こすとして、70年代から規制され2004年に禁止となりましたが、様々な建築物や工作物に使われてきました。(参照) 飛散しないように封じ込めてあればよいそうですが、作る過程で労働者がどうしても吸い込んでしまい、30~40年後に治療困難な胸膜の中皮腫や肺がんを引き起こす可能性があるとして、広く知られるようになりました。


社労士の勉強の中では、労働安全衛生法の範疇なので、実は、恥ずかしながら私はあまりしっかり勉強していません。健康管理手帳のこととか、環境測定の結果を普通より長く保存するという程度のこと、後はニュースで知る程度の知識しかありません。


健康被害を起こすということは随分前から言われていたそうですが、そこで働くしか仕方のない労働者もいたということです。(貧しさゆえに) また、工場の近くに住んでいて、知らずに被害を受けた人もいましたね。やはり健康被害を起こした人についてはしっかりと救済されるべきだと思います。


アスベストは公共の建物などにもたくさん使われているということです。アスベストに関係のない仕事をしている人も、何らかの形でアスベストを使った建物などの恩恵を多分受けているのではないでしょうか。


そういう意味では、事業主全体から広く浅く救済費用を負担してもらうというのは、悪いことではないと思います。個人全体から負担というとまた大変でしょうし。今までの例でいくと、お金の集まるところに必ず無駄遣いが生まれますから、拠出金についてはきちんと使途を公開して透明性を高くしていただきたいと思います。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する