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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

最低賃金で生活ができるかというと・・・

最低賃金とは、文字通り最低の賃金、これ以上の賃金を支払って働いてもらってくださいという金額で、現在、時給額で各都道府県ごとに決められています。
全国で一番高いのは東京都で837円です。
月給制の場合は時給に換算します。基本給と毎月決まって受け取る手当(通勤手当、家族手当、皆勤手当、時間外労働手当、休日、深夜労働手当は除く)について、所定の労働時間で割って出します。
それが、最低賃金を下回っていたら法律違反ですから、差額を請求できますし、最低賃金以下で働かせた使用者に対して、50万円以下の罰金という罰則もあります。
毎年、今頃の時期に最低賃金審議会の答申が出て、それをもとに10月から新しい賃金が発効となるというのが例年のパターンで、今年も一昨日発表がありました。
夕方、ラジオを聞いていたら、これで生活できるのかというような話をしていました。

法定労働時間の1週40時間働いたとして、東京都の837円で計算すると週33,480円、一月概ね4週間として4倍で133,920円、これでは、親といっしょに暮らしているというようなことがない限り、独立して生活はできないというようなことが語られていました。
今回、生活保護費よりも安い地域について修正が行われたということですが、それでも低すぎるという話がされていました。
しかし、同時に、賃金はこのところデフレ傾向で上がっていない中、最低賃金は年々少しずつでも上昇しているので、いくらか関係方面の努力は伺えるともしていました。
民主党のマニフェスト(今となってはそんなのもありましたねーという感じですが)では、確か最低賃金を1,000円にというようなこともありましたが、1,000円だと月160時間で16万円ですから、残業代などが上乗せされれば何とかなるかなという金額でしょうか。

ラジオでは、若い人が自立して生活できるだけの賃金をと言っていましたが、経営者側の立場では、地方ではぎりぎりのところでやっている中小零細企業も多く、そのような経営者側にも配慮して、なかなか一気に賃金を値上げとはならないようです。
ラジオでの話しだと、フランスでは最低賃金を時給だけではなく、月額でも決めているそうで、そのようにすると生活できる最低水準の賃金を確保しやすいという話も出ていました。
確かに、時給だけですとぴんと来ない場合もあり、月額いくらと出すのは良い方法かもしれません。いずれにしても、最低賃金では生活できないということでは、最低賃金を決める意味はないようにも思います。もちろん、それ以上には下がらないというところはよいのですが、それで生活できないのであれば、最低の生活さえ確保できない賃金となってしまいますから、やはり、ぎりぎり生活できる水準まで高めないと「最低賃金」とする意味はないのではないかと思います。

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