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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

歩道は誰のもの?自転車と歩行者の対立

数日前のNHKクローズアップ現代で、歩道上の自転車走行について取り上げていました。


キッチンで夕食の支度をしつつチラチラ見ていたので、じっくり見たわけではないのですが、考えることが多い内容でした。


歩道上の自転車事故はこの10年間で7倍に増え、昨年は6人が死亡したそうです。

例として挙げられていた事故は、無灯火で前方から走って来た自転車と激突して死亡した男性の話でした。無灯火だったため気がつくのが遅れ、正面からまともにぶつかり後方に仰向けに倒れ頭を強く打って、頭蓋骨を骨折して死亡したものです。自転車とはいえ、歩行者に対しては強者となってしまうのです。


道路交通法上自転車は軽車両ということになり、本来車道走行しなければなりませんでした。車が少ない時代にはさして問題がなかったのですが、車が増えてくると車道上の自転車は弱者として事故の犠牲にもなるし、車の走行の妨げともなりました。


1970年代に原則は車道通行としながらも、一部の歩道では自転車の走行を許可しました。但し、歩行者の通行を妨害しないこと、(後方からベルを鳴らすなどはだめ)スピードの出しすぎをしないようにして、車道寄りを走行するなどの条件をつけました。しかし、そんな条件など無視して歩道を我が物顔に疾走する自転車が増え、車道では被害者だったのに加害者となってしまったのです。


この度警察庁は30年ぶりに改正案を出したということです。児童、幼児などを乗せている場合等、車道が危険なら歩道を走行してもよいということです。自転車の歩道走行の制限を大幅に緩めた内容です。


これ以上加害自転車を増やしたくない、安心して歩道を歩きたいということで、反対の声があがっているそうです。自転車愛好家からは、自転車の車道走行がてきなくなるかもしれないと、これもまた反対しています。一部の地域では、自転車と歩行者の棲み分けが行われてうまくいっているようですが、まだまだ少数派です。


車、自転車、歩行者が共存するためには、やはり一番弱者である歩行者の安全を第一に考えるべきだと思います。三者が完全に分離して走行するのが理想でしょうが、狭い道の多いこの国では難しいでしょう。


車も自転車も操るのは人なのですから、自分たちは強者なんだという自覚を持ってほんの少し思いやりの気持ちを持てば、かなり違ってくると思うのですが。いろいろな面で他人のことを思いやるという、ある種のゆとりのようなものが本当になくなったなあと思います。


「弱者に対する思いやり」これが共生する社会への第一歩だと思います。


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