
最低賃金はどうにか少しずつ引き上げられていますが、9月から厚生年金保険料も上がっています。(10月末支払分から適用)
厚生年金保険料は、最終的には平成29年に18.3%(を労使折半負担)になるまで、毎年0.354%ずつ上がります。
9月支払分までは、16.412%、10月支払分から16.766%となります。
厚生年金保険料は当月分を翌月末に納めるので、形式的には9月分の保険料から値上げということになっていますが、実際に値上げした保険料を給料から控除するのは10月分からということになります。
保険料がどのぐらいが適当かということは私にはわかりませんが、現在、厚生年金を受給している人の受給額などからみると、40年前後勤め続けた平均的なサラリーマンだった人だと、月額15万円から20万円前後ぐらいの年金額の人が多いと思うので、どうにか暮らしていける水準でしょうか(金額は現役時代の給料額により変わります)。もちろん、現役時代の生活水準には遠いかもしれませんが、年金は死ぬまでずっと受け取れるのですから、一切働かないでそれだけのお金が入るのは考えようによってはすごいことです。
現役時代の保険料も会社と折半なのですから、ある程度の負担はやはり将来に備えての出費と考えていただいた方がよいでしょう。
現在30代、40代ぐらいの方は、本当にもらえるの?と懐疑的になっているようですが、減額はあるかもしれないけれど、無しはあり得ないと私は思います。
ただ、国がどうなるかによるので、この国がどうなるかというところがポイントです。
今、領土問題で騒がしいですが、近隣の国と考え方、メンタリティーが違うとしても、とにかくうまく付き合ってほしいと思います。
敵対することは何ももたらさないと思います。
折りしも、今朝の朝日新聞の朝刊で、作家の村上春樹氏が領土問題を「国民感情」の領域にいれてしまうことは、「安酒の酔い」に似ていると作家らしいたとえで書いています。それは、2、3杯で人を酔わせる。声が大きくなり粗暴になり論理は単純化される。にぎやかに騒いだ後に残るのはいやな頭痛だと書いていて興味深く読みました。
先人が苦労して切り開いてきた文化交流の道が閉ざされることを憂い寄稿されたようです。
共感できました。私たちは冷静に対応していかなくてはいけないと思います。
ちょっと、年金から話が脱線しましたが、国がつぶれない限りは年金は残る。国をつぶさないようにしたいと思うのです。


