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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

5年に一度の倫理研修

社会保険労務士は国家試験を受けて合格した後、全国社会保険労務士会連合会に登録して、初めて社会保険労務士を名乗り仕事をすることができます。
労働・社会保険法令専門の唯一の国家資格者であり、法令遵守を指導する立場であり、顧客の秘密に触れることも多く高い倫理性を求められる専門職です。
しかし、この数年の間、助成金の不正受給に加担したり、障害年金の不正請求に加担する社労士がいることが報道されています。
そんなことから、社労士会は危機意識を持ったのか、私が入会した年の翌年の平成19年度から登録している全会員に毎年度順次5年に一度の倫理研修が義務づけられるようになりました。
毎年、所属会員の5分の1ずつが、各都道府県会ごとに倫理研修を受けているのです。
私も平成19年度に第1回目の倫理研修を受けたのですが、それから5年たち、2度目の倫理研修を先週受講しました。

内容は当日配布されたテキストにそって、前半は社労士に求められる倫理についての解説、主に「品位」ということがいろいろ解説されました。後半は倫理性を要求されるような様々な事例について検討するというような内容です。  講師は、大先輩ともいうべきベテラン会員が務めました。
社労士は、社会保険労務士法により様々な規制があります。
品位の保持、法令及び実務に精通する、公正な立場で業務を行う、誠実に業務を行う、などがまず出てきます。
それから各論になると、不正行為の指示や指導の禁止、などは、冒頭の不正受給などに関わってきます。
守秘義務や、依頼に応じる義務などがありますが、正当な理由があれば義務から免れますから、法令違反のものや社労士の業務の範囲を超えるものは当然断れるし、人命に関わるような切迫している場合は守秘義務を冒すことも許されるわけです。

事例にある顧問先企業の法令違反にどう対処するかとか、新たに依頼を受けた会社に暴力団関係者がいることがわかった場合などは、社労士法、その他の法令に照らして答えが簡単に出ると私は思っていましたが、席ごとにグループ分けして事例を検討したときに、他の方の意見が私とは違って、私からみるとぬるい倫理性の人もいてへぇーと思ったのでした。
その他にもすでに顧問社労士のいる会社に営業してその会社から「あなたと契約したい」と言われた場合とか、社労士ではないコンサルタント会社を介して仕事をする、事務所と自宅の両方で仕事をできるかのように宣伝する、など、日常ありそうな事例が検討課題です。一歩間違えると社労士法に抵触するような事例がたくさんあり、私もあらためて「倫理」について考えることができました。

ただ、やってることは当たり前のことなので、テキストは前もって配布して、事例についてもっと時間をとって討議検討した方が実務に即していてよかったんじゃないかなと思いました。
費用のことなどもあるのでしょうが、そのあたりのやり方は全国共通なのか、埼玉県独自に考えているのかはよくわかりません。
研修の進め方については一考の余地があるなーと思いました。

3時間以上座ってほとんど一方的に講義を聴いていたので、すっかり疲れ果てましたが、終了後、特定社労士になるための研修を行ったとき同じグループだった会員たちと楽しい飲み会がありました。10人のグループだったのですが、たまたま全員が平成18年の登録で同期入会だったため、皆さんと仲良くなりました。地理的に遠く、小さいお子さんがいた一人を除いて、9人で「〇〇〇会」という会を作り、年に1~2度飲み会を行っています。
勤務等登録だった一人は昨年退会したのですが、この会にはそのままメンバーとして残ってくれています。
全員が埼玉県社労士会の所属ですが、支部はいろいろです。私がいつも幹事役でセッティングをしているのですが、みんな気持ちの良い人たちでいつも楽しい飲み会となります。
特定社労士の研修を受けてから5年もたつのに、交流が続いていることをとてもうれしいと思っています。
「それもこれも鈴木さんのお陰ですよ」と言ってくれる優しい皆さんなんです。寒さも吹き飛ぶような暖かい気持ちになった夜なのでした。

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