FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労働者団結のための新しいツール、 ブログで労組結成

今朝の朝日新聞の朝刊に「ブログで労組結成」という記事がありました。(参照 新聞記事なので時間がたつと消えるかもしれません)


大手紳士服メーカーに初の労組が誕生したと報道しています。記事によると、全国に散らばる店舗の社員が、労働条件に対する不満をブログでやりとりするうちに「団結」し、労組結成にこぎつけたとのことです。

きっかけは、1年ほど前にNPO法人「労働相談センター」 にこの会社の社員が匿名で長時間労働を訴える手紙が相次いだことだそうです。同センターはブログで具体的な事例を寄せるように、従業員と家族に呼びかけました。


少しづつ書き込みが始まり、「休みを少なくするのが会社のやる気のバロメーター」とか、「身体が持ちません。退職しかないのでしょうか」等の書き込みが続きます。


労組委員長となった方は、かねてより、長時間労働(朝、8時半に出勤、繁忙期は9時、10時まで)、残業代の制限、有給休暇がとりづらい、などについて疑問を感じていました。ブログを通じて全国に同じような気持ちの仲間がいることに気がつき、組合結成を考えたとのことです。


「文句や陰口で終わらせたくない。仕事が好きで将来は店長になりたい。長く続けられるいい職場にしたい」と前向きです。


会社側は長時間労働の実態は把握していないが「団体交渉には真摯に対応したい」としています。


この会社のように全国に支店が散らばっていると、社員側がまとまるのは難しいことと思います。ブログに書き込むことによって自分ひとりではないのだという思いを持つことができたのですね。


今、労組の組織率は推定18%ぐらいとされ、衰退が著しいです。既存の労組が必ずしも社員にとって頼れる存在ではなくなったということもあるでしょうが、ひとつの職場に正社員、派遣社員、アルバイト、時には請負会社社員などが混在しているのですから、なかなか一つに団結するということは難しいのではないでしょうか。


ですから、労組は組合員の利益のみではなく、職場全体をよくしようという視点を持つことが必要だと思います。


ブログというのは、特に若い人たちには気軽に使えるものかもしれません。今後もうまく活用すれば団結を固くするためのツールとなるでしょう。書き込む人たちが「みんなで良くなろうよ!」という労働組合の原点を忘れずに、有効に使っていただきたいと思います。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する