FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

所得の再配分を行ってほしい

国民皆年金、国民皆保険には現役世代からリタイアした高齢世代への所得の再配分機能もあるとされていました。
学校を卒業すればとりあえずどっかには正社員として就職ができ、真面目に働けば少しずつでも給料は上がっていくという時代にはそうだったかもしれません。第二次大戦後すぐの高齢世代は戦争で何もかも失っていましたから、現役世代の方が収入面ではよかったのだと思います。
しかし、高度経済成長期も終わり、長引く不況、グローバリズムなどによる雇用環境の悪化などにより、今や、むしろ、高度経済成長期に現役ととして働きそれなりの蓄えもできた高齢世代の方が、今の現役世代より財産があるといわれます。
そのように社会が変化する中で、高齢者に偏っていた社会保障費をどこにどれだけ分配するかは重要な問題です。
政府の社会保障国民会議
は、8月に出す報告書の総論部分を大筋で固めたと報道されています。

社会保障会議の委員のメンバー(参照)をみると、政財界や労働界で名をなした方、今現実に日々社会保障の現場にいる方、大学の先生などのようです。こういう中に社会保険労務士が一人ぐらい入ってもいいのでは?とも思いますが、社会保険労務士というのは社会保障等の有識者とは見られていないようです。
さて、それはともかくとして、報道された総論によると、給付は高齢世代中心、負担は現役世代中心という構造を見直し全世代型にする。
負担については年齢別から負担能力別にする。子育て支援は未来への投資として取組む。低所得者、不安定雇用労働者へのセーフティネットに取り組む。
ともっと早くすべきだったと思われる当たり前のことが並んでいますが、今まで当たり前のことができていなかったわけですから、総論を実現できる各論がしっかりと出てくることを期待したいと思います。

今の高齢世代(65歳以上ぐらいでしょうか)を見ていると、確かに余裕のある人がたくさんいるように思います。そういう人について、介護保険や健康保険の負担はもっとしていただいてもいいんじゃないか、年金もちょっと減額させていただいてもいいんじゃないかと常々感じていました。そういう方たちは親世代がもともと余裕があった方でそれを受け継いでいる、自分が成功して経済的に余裕ができたなどのパターンだと思いますが、いずれにしても、その時代の社会経済情勢に大きく左右されている部分は否定できないと思います。
今の時代に若き日を送り同じことができたかというと、多分そうではなかったかもしれない。自分の成功は時代や社会の流れに左右されていて自分ひとりの力ではないと思えば、成功して得た果実は多少なりとも社会に還元するのは、むしろ義務なのでは?と私は考えています。
というわけで、高齢世代に限らずお金のある人からない人に所得がスムースに流れるシステムを作っていただきたいと思います。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する