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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

非正規雇用者の増加傾向が続く

8月に総務省から発表された4月から6月までの労働力調査によると、非正規社員の数が過去最高を更新したそうです。(労働力調査結果はこちら)
役員を除く雇用者数は全部で5198万人、そのうち非正規雇用者数は1881万人と発表されています。
調査の仕方は、国勢調査区の中から一部の地区の住戸を抽出して、さらにその一部に居住している人たちについて調査するということで、毎月4万世帯、11万人が対象で、雇用に関係する15歳以上は10万人だそうです。
一部から全体を推計するというやり方ですね。国がやっているのですから多分統計的に意味のある数字として発表しているのでしょう。4半期ごと(3か月ごと)に結果が公表されています。
非正規雇用者の増加はやはり今後も止まらないのでしょうか。

ひところ非正規社員は30%と言われていましたが、この調査では36%です。民間機関の調査では38%ぐらいになることもあり、今や40%に迫る勢いです。
非正規社員が4割もいる会社とはどんな感じだろうと想像してみますが、人がそれぞれ個性があるように会社にも社風や企業風土のようなものがありますから、個別にかなり違うのだろうと思います。
しかし、非正規雇用ということは、労働者にとってみると正社員より先に解雇される可能性があると認識しているでしょうし、正社員より冷遇されていると感じている場合もあるかもしれず、会社に対する帰属意識というのはどうしても薄くなるでしょう。
将来、自分の身分がどうなるかわからないということでモチベーションも上がらないかもしれません。
そういう社員をたくさん抱えていい仕事ができるのかなとも思いますが、別に世の中はそれで何とか回っているようですから、それで何とかなっているんでしょう。

多分、非正規社員はじわじわと増え続けることになるのでしょう。
企業側は非正規社員を安く使える労働力であり、正社員より解雇しやすいし融通がきくと考えているのかもしれませんが、長期的にみて企業にとってプラスなのかなと私は疑問に思っています。ひとりひとり丁寧に会社の人材として育てるためには正規雇用が現時点では一番いいと思いますし、人材として社員を考えた場合、ある程度お金をかけないと育っていかないのではと思うのです。世の常として何事も必要なお金を出し渋ると良い結果は得られない。
企業としてどこにお金をかけるかの問題だと思いますが、しょぼいかけ方にはしょぼい結果しかないのだろうと私は思います。



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