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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

多様な家族を受け容れる?違憲決定

最高裁判所には「一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所」としての権能が憲法で認められています。(憲法第81条)
しかし、憲法公布後60年以上たっても違憲判断が出たのは、昨日で9件目だそうで、最高裁は違憲判断を避けているかのごとくに見えなくもありません。
ですから、最高裁の違憲判断は相当重いものとして受け取らなければならないでしょう。
特に、今回の婚外子差別に対する違憲判断は裁判官全員一致ですから、違憲状態だということがはっきりしていて、早急に何とかしないといけない状況と考えることができると思います。

違憲判断の根拠は「法の下の平等」です。
婚外子として生まれたことは当人には選択の余地がなく、努力しても修正できないことで不利益を及ぼすのは許せないことであるとの明確な理由からの判断です。とても納得がいきます。
法改正について与党内には根強い反対論があると報道されています。
「家族制度が壊れる」「不倫を助長する」というのがその理由だそうです。
家族同士で殺し合いをすることが日常的に起こる今、制度としての家族などとっくに壊れているのではないのかなと思います。
不倫を助長するということにしても、世の中には不倫と言われるようなことがごろごろあるのですから、今さら婚外子差別がそのブレーキになるとは思えません。まして、生まれてくる子には何の責任もないのですから。

というわけで、与党にはさっさと法改正に取り組んでいただきたいと思いますが、「家族制度が壊れる」は、裏を返せば、「様々な多様化した家族を認める」ということになるのかなと思います。現実に、シングルマザー、ファーザーを選択する人もいるし、同性同士の家族なども少数ながらあるようですが、互いを認め、受け容れ、愛しあい、助け合い、支えあって暮らすのが家族だと思います。表面上は「家族」でも愛情もなく互いを思いやる気持もないのであれば、それは家族ではないと思います。
社会保険の関係では、重婚的内縁関係でも戸籍上の妻との関係が全く形骸化していれば、事実婚でも被扶養家族として認めたり、遺族年金を支給するなどということもあり、子についても必要な要件をみたせば婚外子かどうかは問題とはされません。実態を重視しています。
今般の裁判で問題となった相続問題より、社会保険の適用がより暮らしに密着しているからでしょう。
当人にはどうすることもできない出自によるすべての差別がない社会になってほしいと思います。

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