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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

同一労働同一賃金とはいうものの・・

社労士会は各都道府県ごとに一つずつありますが、実際に会員として活動するのは地域ごとに分かれている支部が中心です。
会員向けに講師を招いて研修を行うこともあり、他の支部にも呼びかけて参加を募る場合もあります。
昨日、私が所属する社労士会支部の隣接する支部で公開研修会があり、私も参加させていただきました。
講師は以前『若者は何故3年で辞めるのか』という著書のある方で、日本型雇用の現状と展望という題材で、我が国の雇用環境の概観といったようなことを話してくださいました。

講師の方の前述の著書は私も以前読みました。大手企業の人事担当として勤めた後人事コンサルタントをなさっている方で今年40歳です。
現在、盛んに言われている日本の解雇規制は厳しいという立場で、世界からみた解雇の難しいランキングが日本は130位で、OECDの勧告も受けたそうで、勧告については私は知りませんでした。
ただし、それは正社員の話だ、非正規は違う、大手企業の話だ、中小企業は違うというあたりは講師もわかっていらして、ピラミッド構造の労働市場があり、結果として解雇などについてもダブルスタンダードになっているとのお話もありました。

講師の方が日ごろコンサルタントをしているのは、大手企業が中心のようですが、社労士の顧客は多くが中小零細企業ですから、そのあたりの感覚が多少違うかなと思いました。90分という短い時間ですので、各論というより概論にとどまっていましたが、たまには、こんな話を聞くのもよいのかなと思い、全体的には興味深く拝聴しました。
最終的に行きつく先は「同一労働・同一賃金」という話もありましたし、法律で制定した方がよいとのお考えでした。
しかし、パート労働法にみられるように、同一の労働か判断するのに、業務内容、責任の度合い(クレーム処理、決済権限、残業の有無含む)、人材活用の仕組み(転勤の有無含む)を厳しく問われ、結局、正社員と全く同じ仕事と判断されるパートタイマーは、5%ほどです。
「同一労働、同一賃金」が法制化されれば、正規、非正規に関係なく同じ仕事をしていれば同じ賃金だとはいうものの、見かけ上同じでもあれこれ理由をつけて同じではないと判断することも可能であるなら、結局絵に描いた餅になってしまいます。
当ブログでも同一労働、同一賃金という考え方は支持していますが、なかなか難しいんだろうなとも感じました。

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