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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

集団的自衛権の行使はできるのか?

「わが国が主権国として持つ固有の自衛権は何ら否定されたものではなく、わが憲法の平和主義は決して無防備、無抵抗を定めたものではない」というのが最高裁判所の判断です。(最大判昭和34.12.16砂川事件)
わが国は戦争を放棄して戦力を保持してはならないと憲法にあるけれど、自衛のための最低限度の実力行使=個別的自衛権は認められる。自衛隊は専守防衛に徹するためにあるので、憲法違反ではない。しかし、自国が攻撃を受けていないのに同盟国を守るために戦う集団的自衛権は認められていない。
とするのが、長い間の憲法解釈です。憲法にある平和主義に抵触しないためのぎりぎりの解釈だと思います。
日本の再軍備化に神経をとがらすアジア各国にも配慮してきたものとも言われます。
今、それが大きく変えられようとしていることに嫌な感じを覚えます。

随分以前に、所属する社労士会の研究会の懇親会(単なる飲み会)で、あるベテラン社労士の方とそんな話になったときに、「9条はすごいと思います。」と言ったら、「ああ、あんたは護憲派だね」と言われびっくりしました。
憲法は手続きを踏めば変えられるのだし、必要があれば変えればよいと私は思っていますから、簡単に、護憲派とか改憲派とかレッテルを貼られるのは納得いかないなと思ったのです。
すごいと言ったのは、戦争放棄という発想が条文にある憲法は世界中にほとんどないのですから、それがすごいと言ったのです。
私は戦争を体験したことはありませんが、戦争をして幸せになった人はいないということは、経験者の証言や、様々な書籍、映画、演劇などから想像できます。そうであるのなら、そんなものしない方がいいに決まっているわけで、それを憲法に書いて実行できる国に生まれたことは幸せなことと考えていました。

そして、前述のぎりぎりの解釈もまあ仕方ないかなとも思っていました。
しかし、集団的自衛権を認めるとなると、現行憲法ではそこまでの解釈ができるのかは疑問です。今まで60年かけて培ってきた憲法解釈をそんなにあっさり変えちゃっていいのかなと思います。しかも、明治憲法時代に戻りたいと思っている(私にはそう見える)一人の首相の判断だけでそれが許されるんだろうか。
解釈改憲などやめて、憲法の条文をそのように変えて堂々と行使すればよいと思います。
もちろん、改憲には手続きがありますが、それを経て行われたことなら、従わざるを得ません。いつの間にか改憲に近いことが行われることは反対です。
集団的自衛権が認められたら、どのようになるのか、政府はもっときちんとイメージを示して、改憲の手続きをしないのであれば国民の信を問うべき問題だと思います。

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