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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

長時間労働自体が違法?元社員が提訴へ

今朝ラジオで、長時間労働によりうつ病になった会社員が「長時間労働そのものが違法」という訴えを起こすというニュースを聞きました。


朝刊が休みだったので、web上でニュースを見てみました。(参照)


まだ、これから提訴するという段階のようですが、年間4000時間を超える長時間労働でうつ病になり解雇された元社員が、訴えを起こすとのことです

大手建設コンサルタント会社の元男性社員(30歳)は、2001年4月から土木工事の計画作りなどを担当していました。2002年の1年間で会社側の資料でも3565時間勤務させられたことが確認できています。元社員は「実際には4000時間を超える勤務を強いられた」と主張しています。


2002年12月頃から体調を崩し、2003年4月からは自宅療養と復職を繰り返すようになります。その後適性な支援もないまま2005年12月に解雇され、個人加入した地域労組を通じて復職を求めましたが、会社側は応じなかったとのことです。


近く損害賠償や未払い賃金の支払を求めて提訴するとのことです。代理人の弁護士は長時間労働をさせたこと自体が違法であるとして、企業側の責任を問うという方針らしいです。


実は、私の夫も同じ業界の仕事をしています(この会社との取引はありません)。20年も前に脱サラして1人で事務所をやっていますが、サラリーマン時代は年間1800時間の残業をしたこともあります。当時私は専業主婦でしたが、ほとんど「母子家庭状態」で子育てをしていました。夫が「会社をやめて独立して仕事をしたい」と言い出した時は、大賛成しました。当時の状態では、いずれ夫が具合を悪くすると思っていましたし、独立すればまだ自分の裁量で仕事ができると思ったからです。


独立しても長時間労働は変わりません。取引先が夜中の11時、12時まで会社にいるのが当たり前という世界ですから。結局業界の「悪しき慣行」なんですね。でも、そういうやり方で利益を上げてきたわけですから、なかなか一朝一夕に変えるのは難しいだろうと思います。


夫の場合は、夜遅くても朝比較的のんびりできるのと、通勤時間がかなり少なくなったので、サラリーマン時代よりは楽になったと思います。何よりも、全て自分の裁量でできるので、人間関係等に気を使わない分楽に仕事ができるようになったのではないかと思います。それでも、頼れるのは自分だけという状況はいろんな意味で厳しいです。


長時間労働についてのこれまでの裁判では、うつ病などの後遺症を理由に損害賠償を請求するパターンでしたが、長時間労働をさせたこと自体を違法行為とする訴えは珍しいということで、今後訴状も出てくるでしょうし、注目していきたいと思います。

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