FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

企業と若者の意識のずれ

若者は、企業側が思っている以上に職場の人間関係を重要視しているらしいということがうかがわれるある生命保険会社の調査があります。
1,000人以上の企業に対する調査と全国の20代以上の社会人及び就職が内定している大学4年生に対する調査ですが、人間関係のこと以外でも、企業側が若者はこう思っているのだろうと考える結果と、実際に若者が考えていることとでは、結構ずれがあることがわかったそうです。
例えば、就職先を決める場合に最も重要視することは、企業は「自分のやりたい仕事ができるか」だろうと推察しているのに対して、若者の調査では「業種」と「勤務地」を最重要視しているとする結果となっています。
過半数の若者は、企業名とブラック企業を結びつけて検索して確認しているそうで、早期離職率や労働環境についての関心が高まっているそうです。
これから人材を得ようとする企業は、やはり労働環境をできる限りよくしていくということが求められると思います。
その中には当然人間関係も含まれてくるでしょう。


現在の職場を退職しようと思ったことがある若者は6割にものぼり、その原因は「職場内の人間関係の不満」ですが、企業側は「仕事内容への不満」と想像しています。
企業が思っている以上に人間関係は人材確保の上で重要な事項なのです。
退職しようと思った若者の5割が誰にも相談していないそうで、職場内に相談できる人もいないということになりますし、企業が若者の気持ちを把握できていないということにもなります。
「人間関係」というのはそこそこ生きてきた私にも実に難しいとしか言えませんが、相手を思いやり、人としてのマナーを守るというところを押さえておけば、それなりに良好な関係は築けるのではないかなと思います。
そういう雰囲気づくりはやはり企業側の努力によりできることではないかとも思います。
また、いじめ、嫌がらせ、パワハラ、セクハラは見逃さないという企業風土を作り上げることも大事だと思います。
企業と若者の意識にずれがあるということは、企業側が若者とうまくコミュニケーションがとれていないとも考えられますから、そのあたりの努力も必要かもしれません。

同じ調査で女性が管理職になるための課題として、企業側は「家庭に支障がない程度で働きたいとする女性が多い」「もともと管理職の女性が少なくモデルがいない」「会社としての方針が明確でない」などを挙げていますが、若者は、「長時間労働を前提とした働き方の見直しが進んでいない」を挙げていて、やはりずれていると調査結果は伝えています。しかし、「長時間労働の見直し」と「家庭に支障がない程度で働きたい」ということは共通した部分もあると思います。
企業側はそれを責任のない気楽な働き方をしたいととらえているのかもしれませんが、定時で帰るのが当たり前でも管理職になれるとなれば、それを拒む女性はあまりいないのではないかと私は思います。
仕事にやりがいを感じている女性はたくさんいると思いますが、家事、子育てと仕事をばりばりできる30代、40代が重なっているので、長時間労働前提では勝負できないと女性が思ってしまうのだろうと思います。
定時で帰るのが当たり前、家庭の都合が理由の休暇もとりやすい、回りも気持ちよくカバーしてくれる、そんな職場であれば管理職に手を挙げる女性はいると思います。
企業は、本気で女性を活用したいと思うのであれば、まずは労働時間を見直すことをしていただきたいと思います。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する