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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

刺激をもらえる発表会

先週は休日もあり、風邪でダウンしたこともありとブログの更新があまりできませんでした。
風邪もすっかり治ったので今週はいつもどおり書いていきたいと思います。
先週の過去記事でちょっと触れましたが(
過去記事参照)9日に、私の所属する埼玉県社労士会の自主研究部会の発表会がありました。そこで印象に残ったことを先週書こうと思っていたのですが、できなかったので、ちょっと書いておこうと思います。
発表部会の一つに社労士が高校生、中学生などに労働・社会保険などの基礎について出前授業を行うことについて実践的に研究している部会がありました。
年金問題やブラック企業問題など社会的背景もあり、教育現場でも社会へ出る前に社会保険、年金、労働法など知っておいた方がよいとの認識が出てきたようで、埼玉県内でもまだまだ少数ですが受け容れてくれる学校もでてきたそうです。研究会とは別に社労士会の委員会組織としてその分野の委員会も立ち上がっています。
実は、私も開業したての2006年から2007年にかけて、労働基準法など高校生ぐらいから知っておくべきとの思いから、埼玉県、都内の主な高校に出前授業をやらせてほしい旨の手紙を相当数だしましたが、全く反響はありませんでした。

その後、私のブログを読んで労働者向けの労働法講座の講師にとご依頼いただいた会社の方にそんな話をすると、「学校現場はだめですねー。もうそういう企画をもっていってもけんもほろろですよ」との話を聞いてあきらめてしまいました。その後は何のアクションも起こしていませんが、学校はどうしても決められたカリキュラムがあり、なかなかそこを崩してまで何かをしようとはしないということなのだと解釈していました。
一番大きかったのは、私が個人で動いたことだったかなと今では思っています。学校現場はやはり強固な組織ですから、一個人ではなく組織で働きかけない限り無理なんだろうと納得したということもありました。
今、少しずつ受け容れられるようになったのは本当に喜ばしいし、できれば、任意の研究会レベルの話ではなく、社労士会という大きな組織が前面に立って道を切り開いていっていただきたいと思います。

もう一つ、労災保険の適用から問題点などをかなり細かく勉強して発表した部会がありました。
その中で、中小事業主の特別加入の事務取扱についてふれていて、私にとっては興味深いことでした。
労災保険(労働者災害補償保険)は、業務上の事故病気などで仕事ができなくなった場合の労働者に対する補償で、労働者のための保険ですから通常は事業主の加入は認められません。しかし、一定規模以下の中小企業の事業主には労働保険事務組合に労働保険事務の処理を委託していることを条件として加入することができます。
事業主は労働保険納入の事務作業を依頼した上に特別に労災保険に加入することもできる、行政としては労働保険料の徴収がスムーズにいくというメリットがあります。
要件をクリアーして厚生労働大臣の認可を受けて事務組合になりますが、事業主団体や商工会議所などがなっていて、社労士の事務所でも事務組合となっている事務所もありますが、社労士全体からみればそれらの事務所は古き良き時代に開業した事務所が多く少数派です。
また、独立して一人で請負仕事をしているような自営業者なども、同業者などの団体への加入を条件に特別加入することができることになっています。

それらについて、社労士に委任することにより特別加入できる制度にするべきとの提言がありました。私には「あったりまえじゃないの?だって、社労士は労働・社会保険諸法令に基づく事務については、オールマイティのはずでしょ」と思えるようなことも、現行制度のもとではできないので、法改正をしなければならないのです。
事務組合制度は社労士制度よりも前に作られたとのことで、やはり、これも組織として法改正を働きかけてすべての社労士が特別加入の事務をできるようにしていくべきだと思いました。

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