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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

反知性主義の台頭

私は知性を尊敬します。知性とは単に知識や情報をたくさんもっていることだけではなく、それを自分の中で消化してそれにもとづいて自分の頭でものを考え、誰にもじゃまされない精神の自由を持っていることだと思っています。
自分もそういう人間になりたいと思っています。今朝、新聞を読んでいたら「反知性主義」という言葉が現在論壇で盛んに使われているそうです。
「実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度」と定義され、新しい知見や他者との関係性を直視しながら自身と世界を見直していく作業を拒み、「自分に都合のよい物語」の中に閉じこもる姿勢だそうです。
言うまでもなく、現政権を意識した言説です。
このところの首相の言動はかなりひどいですから、そういう声が出るのも無理はないのだろうと思います。
昨日聞いたラジオでは、首相の憲法解釈変更についての国会答弁にからめて、若い社会学者が自民党の憲法草案について「レベルが低すぎる」とこきおろしていました。

私の尊敬するいろいろな分野のいろいろな人が現首相の「反知性主義」について文句を言っていますが、何故か支持率が高い。それが彼の支えでもあり、やりたいことをやってもいいと信任されていると思っているのでしょう。
選挙で多数の人に選ばれたということではありますが、そもそも選挙の投票率は半分ちょっとです。
後の人は支持しているのか支持していないのか不明です。
その半分の中の自民党の得票率はどのぐらいだったか忘れましたが、せいぜい30%代ですよね。
国民の大多数の支持を得ているなんて思ってほしくないし、多数派の陰にいる少数派の意見も尊重するのが民主主義じゃなかったっけかな?
そんなことをこの1年ぐらい思い続けてきたので、この「反知性主義」というのはとても合点がいきます。
橋下大阪市長の「本を読んでいるだけの現場を知らない役立たず」という学者に対するヘイトスピーチも、反知性主義の流れの中で出てきたと考えられるということも記事中にありました。結局それを許してしまうというようり歓迎するのは現在の社会の人々です。

「反知性主義」の台頭は非常に恐ろしいことだと思います。
この流れは止めなくてはならない。集団的自衛権の容認を支持する人が多いとの話もありますが、何かを決断する場合には、必ずその決断の先に何があるのか知ること予測することが大事だと思います。政治家はそのあたりのことをきちんと説明したうえで国民に判断を求めてほしいと思います。

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