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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

民法改正が間近に

先週の土曜日、法制審議会で民法改正について関与している有名な民法学者の講演会があり、拝聴してきました。
行政書士会浦和支部の50周年記念講演ということで、社労士とともに行政書士としての業務も行っている会員のご紹介をいただいて参加することができました。
2時間休憩なしでお話しがありましたが、興味深い内容ばかりで短く感じたぐらいでした。
現在の民法ができたのは遠く明治時代、当時諸外国と結んでいた不平等な条約を改正するために、法治国家であることを見せなくてはならず、バタバタと外国の法典を参考にして作られました。その後、文語体を口語体に修正しただけで改正もないのは、いくらなんでも現在の社会情勢に合わないということで、特に経済活動に大きな影響を及ぼす「契約」の部分についてまず改正に着手することになったそうで、来年の通常国会への法案提出を目指しているそうです。
「契約」の部分が改正になれば、様々な分野への影響は必至で、関連する法律だけでも数千はあるということです。
当然、労働法分野も影響を受けるだろうと思います。

消滅時効、法定利率、保障債務(保証人保護等)、約款、についての改正、さらには錯誤による契約の無効など、わかりにくい内容について、特別に勉強していない一般の人にもわかりやすくするために条文の表現を変える等も検討されているようで、これは、今後目が離せなくなりそうです。
私が大学で民法を勉強したときの先生は、何かというと、「根拠条文は?」と繰り返しおっしゃっていて、法律的なものの考え方、いわゆるリーガルマインドは、常に根拠条文ありきなのだという精神をしっかりと教えていただきました。
そういう思考回路のつなぎ方は、社労士になってからもとても役にたっています。
民法の勉強は私にとってはとても楽しいことでもありました。社労士になってからは時々条文を確認する程度ですっかり遠ざかってしまって、忘れていることも多いのですが、今後、改正されれば否応なく勉強しなければなりません。
この講演会で、今般、どういうことが改正の俎上に載せられているのかということがわかり、とっかかりとしてとても私には有意義でした。

会場に入って席を探していると、「鈴木さん」と呼ぶ声が聞こえ、見ると社労士会の同じ支部で同じ研究会にも属している会員でした。
いろいろ経験豊富な人なので、講演会が終わった後、ちょっと時間をもらってお茶を飲みながら今、私が関与先で直面している問題について意見を聴いたり情報をもらうことができました。
そんなわけで私にとっては有意義な土曜の午後となったのでした。

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