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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金額を左右する生まれた時期

年金がいくら受け取れるかということは、生まれた時期により大きく変わります。
支払った保険料に対して今の70代、80代の人と20代の人は大きく違うという話はよくされていますし、ご存じの方も多いと思います。
しかし、同じ年生まれでも大きく違う場合があるということが先週、所属する研究会の懇親会の場で話があり、「うーん、そうですかー」と思わずうなってしまいました。
研究会の懇親会は、新年度最初だしにぎやかにやりましょうと、とあるお寿司屋さんの2階のお座敷で開催したのですが、せっかくなので出席者一人一人に3分間スピーチをしていただくことになり、テーマを「最近の喜怒哀楽」として、それぞれ周辺の出来事、ニュース、過去の思い出などについて、印象深いことや、憤りを感じたことなど話しておおいに盛り上がりました。
そのうちの一つが実際に相談を受けた事例として話された年金額の違いでした。

守秘義務に抵触するといけないので、詳細は控えますが、70代のご夫婦でいっしょに事業をしていて、同じ年の生まれ、同じ標準報酬月額(厚生年金の計算の基になる毎月の給料をある範囲で等級化している)、同じ加入月数、なのに、年金額が「えーっ、そんなにー」というほど違います。
多くもらっている方のその額の大きさもはんぱじゃなく、それもびっくりでしたが。
それは、年金機構の間違いではなく、平成12年に厚生年金保険法が改正されたことによるのが大きな原因でした。
年金の受給権を得た人が厚生年金に加入して働き続けた場合に、年金額と年収が一定額以上になるとその額に応じて年金額が減らされるという制度があります。
最初は60代までが対象でしたが、現在では70歳以上の人も対象になります。法律の施行日の関係で昭和12年4月1日以前生まれの人は対象外となり、働いて年収がたくさんあっても年金額は減ることはありません。
しかし、同じ70歳以上で昭和12年4月2日以降生まれの人については、この制度の適用対象となります。
その他にも繰り下げて受給していたかどうかで差がでてくるということもあり、非常に多額の違いが出たということのようでした。

年金財政逼迫の折から額が減っていくのは仕方ないとして、極端な話、生年月日が1日違っても相当な違いが出る場合があるということがわかり、今さらながら、年金は「運?」生まれた時期により違ってしまう、これは自分の努力ではどうしようもない。そんなことを感じたのでした。

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