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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

人間性を大事にする会社が成功する?

 ゴールデンウィークに1冊ぐらいはビジネス関連の書籍を読みましょうと、「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です」(カレン・フエラン著 神崎朗子訳 大和書房)というアメリカ人で経営コンサルタントとして成功している人の書いた「経営理論の間違い?」についての本を読んでいる最中で、もうすぐ読み終わります。
「戦略計画は何の役にも立たない」「最適化プロセスは机上の空論」「数値目標が組織を振り回す」「業績管理システムで士気はガタ落ち」「マネジメントモデルなんていらない」「人材開発プログラムには絶対に参加するな」等、等、経営コンサルタントらしからぬ見出しが躍ります。
自身の経験をもとに、経営理論に振り回され、そこにいる社員の人間性を無視して成功はないというようなこと、顧客とコンサルタントとの対話が重要であり、経営陣はコンサルまかせにしてもダメだというようなことが300ページあまりにわたって書かれています。

 例えば、よく言われるコンピテンシー(高い業績を上げている人の行動特性)ですが、大規模に行った場合は、社員の標準化にしかならないといいます。必要なスキルやコンピテンシーを分析してアイディアをまとめ、コンピテンシーを習得するための研修を立ち上げ、何年もかけて全社員に受講させるなどいうことをすれば、組織全体が同じように考え、同じように行動することを求めることになり、組織全体が凡庸になるだけです。それでは、イノベーションやクリエイティビリティやオリジナリティが生まれる余地がない。
特に、リーダーシップコンピテンシーについては、実際のところ優れたリーダーになるためのコンピテンシーなど誰にもわかっていないと語っています。

スティーブ・ジョブスは、けして人に好かれるタイプではなかったけれど、彼はコンピューターに興味を持ち独学で勉強して(大学は中退している)、その後カリグラフィー(伝統的な装飾文字)に興味をもちもデザインに対するこだわりを持つようになった。彼に影響を与えたのは会社でも学校でもなく、自分の興味のあることを追求した結果です。
著者は経営コンサルタント会社でリーダーとして成功した人ですが、自分がリーダーになるために役だった一番のことは親業だと書いています。他にもいくつかあるが、その多くは会社とは関係ないことだと思うと書いていて、興味深いと思いました。
結局のところ、コンサルタントを雇った方が効率的に経営を見直すことはできるけれど、ビジネスは「人」というところを見逃してはいけない。社員の人間性を大事にする会社の方がずっと成功している率は高いと書いています。そうだろうなーと思います。
この本に書かれているコンサルタントの手法など興味深いとも言えますが、私自身はあまり興味をもてませんでした。私が人事評価制度など職業柄勉強しておかなければいけないことに、なかなか興味がもてなかった理由がこの本を読んで少しわかったような気がします。
さて、次は好きな文学書などを読むことに致しましょう。と思っていたら、関与先からある相談メールが・・・。うーん、ゴールデンウィークは勉強かな。




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