FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

幸せに対するハードル

昨日、たまたま少し早めに帰ったためNHKの「クローズアップ現代」を見ることができました。
いつもだと、対面キッチンのカウンターごしに夕食の支度をしながらチラチラ見る程度なのですが、昨日は、支度も終わりビールを飲みながらのんびり見ていました。
番組によると、先ごろ出された「男女共同参画白書」(だったと思いますが、ちょっとうろ覚えです)によると、自分が今幸せだと思っている人が、女性34%、男性28%だったというのです。
特に男性の低さが目につき、NHK独自に20代から60代までの男性にアンケート等で、幸福感について調査して番組を作ったそうです。
すると、昔ながらの男性はこうあるべきという概念のようなものに縛られている人、また、逆に「イクメン」など新しい男性像を目指しながらうまくいかなくて悩む人など、生きづらさを感じている男性が多いということがわかったというのです。

冒頭の調査では、女性も男性も今幸せだと感じている人が随分少ないんだなーと、私はびっくりしました。私は、いまだかつて自分が不幸だと思ったことがありません。
大病をしたときでさえ、家族がみんな心配してくれて寄り添ってくれて、私は幸せだなーと思いました。夏の暑い夜に一杯の冷たいビールが飲めて幸せ、極端な話、屋根のある家で暮らせて幸せと思います。
みんな、幸せに対するハードルが高すぎるんじゃないの?そんなことを思いつつ番組を見ていました。
NHK独自の調査で男性1081人のうち、54%の男性が生きずらさを感じているそうで、原因として仕事の人間関係、思うような収入がないなど収入に対する不安、労働時間の長さ、家族関係などが挙げられていましたが、「男らしさ」という幻想にも悩まされるそうです。

7月1日から改正施行されている男女雇用機会均等法のセクハラに対する指針の中では、「性別役割分担意識」がセクハラ発生の遠因となるというようなことが明記されました。
そういう意識というのは、多分、女性より男性の方が強く意識している人が多いのかもしれないと思いました。
番組中でも、「男は家族のために働くのが当たり前と思いますが、会社での愚痴をつい妻に言ってしまっても、軽く流されてしまう感じでちょっと寂しさを感じるときもあります。」という男性もいましたが、それって、夫婦の関係性の問題ですよね。多分。互いに大切な人という認識があれば、愚痴もしっかり聞いてくれるのではないのかなと思いますが。
また、妻とともに自営業である程度成功したある男性が、あるとき、妻の両親に妻にもう少し楽をさせられないのかと言われ、結局妻との間もぎくしゃくしてしまい離婚に至ったという人も出ていました。妻の両親は、「男は働いてしっかり稼ぐ、女は仕事などせず家庭を守る」という固定観念をもっていたのでしょうが、夫婦の生活のことはたとえ親だろうと関係なく二人で決めればいいと思うし、私なんか、好きでいっしょになった人といっしょに仕事できるのは幸せじゃないのと思います。

いくつかの事例をみると、皆さん、他者(社会、世間も含めて)の言動に左右され過ぎだと思いました。一度きりの自分の人生、他人に左右されるのなんてもったいないですよ。
自分の生きたいように生きればいいんですよ。自分の人生の主役は自分。脇役や外野の言うことはほどほどに聞いておけばよいと思います。
バリバリ仕事したかったらすればいいし、仕事より育児が大事だと思ったらそのように生きればいいんです。自分が病気して働くのが辛くなったら、奥さんにバトンタッチすればいいんですが、しかし、ここで根深い問題があります。
我が国は特に中年女性が新しく働こうと思ってもパートの口しかなく、正社員で働き続けている人も賃金は男性の7割が普通です。 長時間労働の問題も含めて労働環境を整えるということは社会にとって重要なことなのですね。
社会全体が根深い「性別役割分担意識」にとらわれているという現実もあります。 個人は性別ではなく、「個人」として尊重されなければならない。個人も自分は自分という「個の確立」をしなければならない。
ここらあたりを何とかしない限り、生きずらい人は減らないのかもしれません。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する