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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「無断引用」は誤った表現

笹井氏の自殺という悲劇的な事件まで引き起こした「小保方騒動」ですが、私もこれにより学んだことがありました。
小保方氏が他人の文章を出典を明らかにすることなく、あたかも自分の文章であるかのごとく論文に書いてあるということが、騒動の発端でしたが、このとき、メディアでは、「無断引用」という言葉を使っていて、私は、原典の著作者を示さずに論文を引用したのだなと思いました。
現実には、そういうことだったようですが、しかし、著作権法上「引用」は著作者に断ることなくできるため、「無断」でするのが当たり前で、論文作成のマナーとして著作者を明らかにして、引用部分がそれとわかるようにはっきりさせる、引用はあくまでも論文の補助的な部分であり、、主要な部分は自分の言葉で自説を書くというのが本来の書き方である。
ですから、「無断引用」という言葉はふさわしくなく、現実には使えないのだということを学びました。引用のマナーを守らない「引用」は「盗用」または「剽窃」というのが正しい表現ということになるのですが、言葉がきついのでメディアでは「無断引用」などという本来ない言葉を使ったのかもしれません。

実は、私も「原典の著作者を明らかにしないなど作法違反」の引用を「無断引用」として自分でも使っていました。
所属する社労士会支部の広報部長だったときに、支部のサイトで会員のみに公開する「web版」の広報誌の下の方に、「゜無断転用、引用は固くお断りします」なんて書いてました。私が部長を退いた後も、そのままその部分は引き継がれています。
これを正しい表現とするには、「無断転載、不適切な引用は固くお断りします」ということになるでしょうか。
何となく、意味は通じていると思うので、素人の作っている広報誌だから、まあいいかなとも思いますが、今度、支部で関係者にお会いしたら一言申し上げた方がいいかなーなどと思っています。
普段、何げなく使っている言葉ですが、ライターとしての仕事もする私、言葉には敏感でなくてはいけないと思うのでした。

先日、ある仕事の依頼である雑誌の編集者の方が当事務所にみえたのですが、「実務に精通していらっしゃる先生が必ずしも面白いものを書くとは限らないんですよね」というお話しをされていました。確かにそれはあるかもしれません。「書く」という能力は誰でも均一に備わっているものではないと思います。ただ、磨いていくことは可能です。人の書いたものを読んでみるとか、多くの言葉や表現方法を学ぶなどで、書く力はついていくと思うし、まずは、書いてみることなのだろうとも思います。
駄文を書き連ねてきた当ブログもこの9月でまる8年になります。過去の記事を読んでみると、今よりもよく書けていたのではないか、進歩ないなーと、がっかりする今日この頃、気持ちをひきしめていかなくてはと思っています。

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