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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

物事の本質を見るように努めたい

私も購読している朝日新聞がこのところ相当にたたかれています。
たたかれてもしょうがないと私も思いますが、何となく、それらの議論の中に本質からどんどんずれていってるようなものがあり、最近気になりました。
いわゆる「吉田調書」について、福島第一原発が事故を起こした時に、命令違反で第二原発に撤退したという記事は私も見ました。
この記事は何となく書き手の意図というか、東電社員に対する悪意のようなものを感じましたが、私自身は、そういうことがあったとしても別にその人たちを責めるのは間違っていると考えました。
吉田調書にあるように「東日本壊滅」、「チャイナシンドローム」「ここで死ぬと思った」というような状況の中では、「上司の命令」より自らの判断を優先させたとしても、命令違反になんかならないだろうと思うからです。

それをことさらに書きたてた朝日の記者の感覚は結構ずれてるような気がするし、そこに何等かの意図が感じられる気もするので、是非書いた人がどういう意図で書いたのかお聞きしたいものだと思います。
また、朝日新聞だけが最初に報道しましたが、他の新聞社はその時入手していなかったのか、それも何だか気になります。もし、入手していたのなら、何故報道しなかったのか。
いろいろ謎めいてくるのですが、吉田所長が善で菅元首相が悪とするような書き方にも違和感を感じます。
未曾有の危機的状況の中でそれぞれの人がそれぞれの立場で多分必死だったのだと思います。公開された吉田調書を見ると、命令系統などはめちゃくちゃになり、伝聞につぐ伝聞で現場の意思を伝えるための意思確認機能や命令機能は全く作動していなかったことがうかがえます。

原発を再稼働させるというのなら、吉田調書をはじめとしてこの事故についての調査をじっくりと読み解かなければならないし、地震国日本ではいつまた同様の事故が起きるかもしれないのですから、それに備えて、電力会社、政府の命令系統を見直すなども重要でしょう。
そこに携わっていた人が「東日本壊滅」と考えるような大きな事故に、果たして私たちの国、電力会社はどのようにして立ち向かっていくことができるのか、できないのか、そういうことをこそ議論しなければいけないのだと思います。 また、これだけの大事故というか大惨事とも言ってよいと思いますが、誰ひとり責任をとっていない。メディアもそれを追求しようとしない。変だなと思います。
最近のメディアは、ぱっと見の印象でバッシングの対象を決めてたたいてみたり、良いと思うと必要以上に英雄扱いしてみたり、視聴者や読者の気をひくためにセンセーショナルに報道するように見えます。メディアの役割は何なのか、報道に携わる人は、誇りをもって公正で本質的な議論ができるような報道をしていただきたいと思います。

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