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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労働に対する価値の判断

所要で外出したときの車の中で聞いたニュースによると、厚生労働省に勤める女性公務員が女性であるために昇進等で差別を受けたことに対して国を訴えた、正確には、他の男性と同様に昇進していたら受けていたであろう賃金との差額を請求する裁判を起こしたそうです。
ラジオで聞いただけで、後はよくわかりませんが、これから新聞等で報道されるでしょう。
この女性公務員によると、任官後7年目に係長になってから50代の今日まで昇進がなく、回りの男性はみな順調に昇進しているのに、納得できないこと。自分だけなら能力の差とも考えられるが、自分の部署にいる女性はみな昇進しないのはおかしいと訴えているそうです。
こういう話は、民間でもありますね。大手企業などで同期の男性がどんどん出世して、女性はあるところで頭打ちになったりするという話があります。女性で出世するのは、そこにいる男性以上に能力があることを誰でもが認めるような人や、専業主婦の妻がいる男性と同様に働ける「疑似専業主婦」(実家の母等)のいる女性です。


日本の企業は、まだまだ男社会なんだなと思います。サラリーマンで出世する人は必ずしも仕事がダントツできる人ではなく、仕事はそこそこでも上役にうまく取り入ったり、社内外でうまく人脈が築ける人だったりします。

要するに、仕事以外のところでの評価があるから、酒席のお付き合いなどしない女性(男性も)には不利に働く可能性もあるのではないかと思います。
労働に対する評価をその人固有の人格の評価と混同する場合があるから、ややっこしくなるのでしょう。
労働に対する評価はやった労働で評価する、ついでに、同じ労働については同じ賃金とすれば、もっとわかりやすくなると思います。
ただし、組織の中で上に立つ人を決める場合、リーダーシップがとれるかとか、問題が起きたときに冷静に対応する能力があるかとか、そんなことを考えて決めなくてはなりませんから、男女に関係なくその人固有の資質のようなものを見極める必要もあります。
逆に、「地位が人を作る」場合もあり、ちょっと危ないと思っていた人が地位にふさわしくなろうと努力して、成長する場合もあります。
というわけで、人事というのは案外難しいことなんだろうなと思います。
日本型の雇用慣行が根強く残っている現状を変えるためには、やはり、前述の女性のように納得がいかない場合は声をあげるというのも一つの方法なんだろうと思います。
年功序列がくずれつつあるとはいえ、その枠にすら入れない女性がまだまだたくさんいるということなのだと思います。

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