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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

新聞の投書に考える

今朝の朝日新聞の「働く」という紙面には現政権が推し進めようとしている時間ではなく成果で賃金を支払うという政策に対して、強く反対する大学教授の話がでていて、興味深く読みましたが、私がいつもよく目を通すのは、同じ紙面の中にある小さな投書欄です。
働いている人たちの様々な職場に対する不満なども掲載されています。
今日の投書者は40代の女性で、
「パートタイマーで働いているが、自転車通勤なのに公共交通機関を利用したとして交通費をもらっている同僚たちがいる。数年前、ある同僚について不審な行動を目撃したので会社に伝えると、それが本人にばれて、その人が退職するまで無視された。それがトラウマで不正申告について何も言えない」
というような内容です。

通勤に必要な交通費は法令では何も規定がなく(パートタイム労働法における均衡待遇に関連する条文、及び施行規則条文は除く)、会社の裁量の範囲です。
多くの会社は就業規則により決めて運用していると思います。
私も以前、自転車通勤する人がいる会社の就業規則を何社か経験しました。通勤の費用はかからないですが、手当として500円でも1,000円でも出していただくのはどうでしょうか?とご提案すると、たいてい事業主さんはOKしてくださいました。
交通費は実費と考えれば、自転車通勤は維持管理費もそれほどかかりませんが、一応本人がそれだけ労力を使っているわけですし、わずかな金額でも気持ちが違うと思い、そんなご提案をしています。
投書の事例は、社員は自宅から最短距離の交通費が支給されるそうですが、アルバイトやパートは本人が申告した経路で交通費がもらえるそうで、アルバイトやパートに対しては、会社の管理が甘いのかなと思います。
私は、就業規則を作るときには、通勤手当の場合は、「最も合理的かつ経済的であると会社が認めた経路」というような規則を作りますが、会社によって管理が甘い場合もあるかもしれません。

さて、投書の主は、自分はちゃんと申告しているのに、不正に申告してちゃっかり儲けている人がいるのが何となくひっかかるのでしょう。会社の労務管理は公正で不公平がないようにしないといけないのですが、会社の担当者は気づいていないのか、うすうす気づいていても面倒だからそのままにしているのか、以前、申告したことがあるのですから、本来は、その時点で会社として何等かの対策をとらなければならないはずですが、していないということは、「まあ、いいか」ぐらいの感覚なのでしょうか。
投書の主は、そんな会社なんだと割り切ってしまうことも一つの方策かなと思います。平気で不正を働く人というのは「自分の良心に恥じない」とか「正しく生きる」とかあまり気にしない人でしょうから、付き合ってもろくなことはありません。むしろ、付き合ってはいけない人です。平気でうそをつく人にまともな人はかないません。なるべく関わらないことです。
自分は正しく生きていることを誇りに思い、心穏やかに過ごされた方がいいと思います。

どうしても、許せないと思うのでしたら、一人で行動せずに仲間を見つけましょう。同じ思いの人は他にもいるはずです。何人かまとまって言っていけば、会社も重大事と認識してくれるでしょう。
正社員の担当部署の人と仲良くなるというのも一つの手でしょうか。
その会社が法令遵守に多少なりとも気を使う会社なら、来年4月からは、パートタイマーについて相談窓口を設けるでしょうから(法律で義務化された)、まともな会社なら、相談担当者に守秘義務も課すでしょうから、そういうところでお話しするのもいいかと思います。
なんて、相談された気分になって書いてしまいました。なかなか快刀乱麻のような回答にはなりませんね。

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