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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

女35歳の壁?

愛用のアイフォンに入れているニュースサイトアプリには、今時の若い人(20代~30代)に対するアンケート結果やその世代向けの本の紹介などが掲載されている欄があり、結構面白く読んでいます。
先日の本の紹介では、病気をきっかけに正社員の職を失い、いったんは実家に帰るのですが、もともと折り合いが悪く虐待も受けていたような親なので、結局頼るのをやめ就活に奔走するのですが、100社あまり落ち続け、借金か風俗か自死かとまで追い詰められた末に行政を頼り、現在は生活保護を受給しながら就活を続けている女性の書いた本が紹介されていました。
著者に対するインタビュー記事などもあり、この国の女性の生きずらさのようなことについていろいろ考えさせられました。
いわく、35歳を境に就職のチャンスがぐっと狭められる、年齢による差別が明確にあると語っていました。

ちょっと前に、歌手の由紀さおりが欧米でブレークしたときに、彼女がラジオで語っていたところによると、かの国では仕事をするときにその人が何歳かなんていうことは一切気にしない。
その人が何ができるか、どういうことをするかということだけで見てくれるから、非常に気分よく仕事ができたと語っていました。彼女のような実績のある有名歌手であっても、日本では年齢を気にされたりして不快な思いをすることがあるようでした。
私のママ友で、娘さんがフランス人と結婚してよくフランスに行くようになった人がいるのですが、彼女によると、フランスではマダムの方が圧倒的にモテる、女子高生なんか大人の男には相手にもされないそうです。(あくまでも彼女の私的感想です)彼女いわく、「日本の男はおかしいよ」(あくまでも彼女のお言葉です)
しかし、前述の女性の話もそうですが、日本では「若さ」というものがかなりの価値をもっているかのごとくに見えます。

日本の会社は何故若さにこだわるのか、法律上は募集するときに年齢制限を設けることが原則できませんから、表向きは年齢制限はありませんが、前述のように経験者の話によると年齢の壁があるらしいということがわかります。
年齢など一切気にせず、何ができるか、何をするかで評価するのがよいと思いますが、結局、会社は変わっても仕事は同じというアメリカなどと違い、日本はその仕事に就くというより「会社に入る」というところからして違うので、なるべく若い人に入ってもらい、賃金を低く抑えつつ長く働いてもらいたいという思惑が働くのかもしれません。
それとも、やはり男社会の会社では女性の場合、「若さ」が重要な採用ポイントで価値あることなのでしょうか。自分の恋人選びじゃないんですから、その人がその仕事に対する能力がどのぐらいあるかでみるのが筋だと思うんですけれどね。
年齢の壁は、男性についてもあるようなので、年齢に関係なく、仕事に対する賃金が同じであれば(いわゆる同一労働・同一賃金)また、違った展開になるのかもしれません。

冒頭の本の話に戻りますが、女性が職もなく生活に窮したときに性的サービスをするようなところで働けばいい、それをやってないならまだどん底ではないという言説があります。
この著者は好きな女性漫画家か「自分の娘には絶対に売春はさせない」と言っていたので、自分も踏みとどまり、行政を頼ることにして生活保護が受給できた。最低限の生活は確保できて、自分も生きていていいんだと希望が湧いたと語っていました。
「女性が輝く社会」を作りたいのなら、まず、男性による女性に対する年齢差別をやめることが第一歩ではないのかなと、ふと思ったのでした。

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