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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

相談機関としての社労士会

先月28日の社労士法改正の記事に関連して、読者の方からご質問をいただきました。
このほど、厚生労働省ではブラック企業問題などに対応するために「確かめよう 労働条件」というサイトを開設したのですが(
参照)、そこで相談機関が紹介されています。全て行政の機関です。
社労士会もそこに掲載されるべきではないかということについて、私の考えをお尋ねです。
現在、各都道府県社労士会では、無料で労働問題や年金等、社労士の守備範囲のこと全般について相談事業を行っています。
私の所属する埼玉県社労士会でも毎週水曜日に予約制で相談を受けています。担当するのは各支部から推薦を受けた相談員のうち順番で2名一組になって相談を受けます。私はこの相談員にはなったことがないのですが、相談員を経験した人から様子を聞いたことはあります。対面で時間をかけて丁寧に対応しているようです。

さて、これについて前述の厚生労働省のサイトに「相談機関」として紹介されるべきとの読者の方のご指摘ですが、私は行政としてはそれは難しいのではないかなと思います。
社労士会は行政からみれば民間の一組織ですし、この種の無料相談をしている民間団体は、他にも労組系の団体やNPO法人もありますし、社労士会だけピックアップするというのも行政としては考えにくいのではないかと思います。
行政というのは常に守りの姿勢ですから、民間団体を紹介して、万が一相談内容等でクレームがついた場合、自らのサイトで紹介している以上、そこに責任というものも出てきてしまいますから、それなら、「身内」だけを掲載している方が安心です。
社労士は、労働・社会保険諸法令に関する唯一の国家資格者ですし、紹介されてもよいのではないかという考えもわからないではないですが、私としては、コメントにも書いたように、行政とは関係なく独自の視点で自由に活動した方がいいと思っています。

しかし、今の社労士会の相談業務については、私は以前よりかなり疑問に思っていました。
行政の相談窓口はたいてい、労働局や労基署ですから、一部例外もあるようですが、平日の9時から17時ぐらいまでですが、いきなり行っても大丈夫ですし電話でも気軽に相談できます。
対して、埼玉県の場合しか知りませんが、社労士会は、あらかじめメール又はFAXで予約をして平日の10時から16時に社労士会事務局まで行かなくてはなりません。
その分、対面で納得がいくまで話はできるわけですが、普通の労働者の場合、経営者もそうかもしれませんが、平日の昼間に時間をとりにくい人も多いのではないかと思います。
今のようなシステムだと、相談しようとする最初の段階で敷居が高いと感じる人も多いのではないでしょうか。
予約制にしているのは、あらかじめ相談内容がわかり、その分きめ細かく相談できるという利点のためだと思いますし、時間的ロスもないということだと思います。が、それって相談する人よりも相談される社労士会にとって都合がいいのかなと思います。

せめて、土、日に相談できるようにすれば、労働者も来やすいでしょうし、電話でも気軽に相談できるというようにすれば、もっと相談する側にとって利用しやすいのではないでしょうか。
今の社労士会の相談システムは、相談する側よりも相談される側の都合で作られているように私には思えてしまいます。
行政のHPに相談機関として掲載されるべきだと言う前に、掲載されるにふさわしい相談機関となっているのか、相談者の利便性を図る努力をしているのか、民間として行政ができないようなサービスを提供できているのか、そんなことをまず考えた方がいいように思います。
辛口のコメントついでに、予約なしでも相談業務ができるエキスパートの相談員をそろえているか、そんなことも問われるべきだと思います。今日はかなり言いたいことを言いました。

ひますけさん、私、もう、社労士会に行かれなくなっちゃうでしょうかね。フフ。

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コメント


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困ったな、私に呼びかけられてしまって・・・。

しかし、おっしゃるとおりだと思います。
いまのやり方は、相談するほうより相談されるほうの都合を優先しているように思えます。
電話相談などにも積極的に対応するほうがよいですね。

こんなことを書くと、私も社労士会に行かれなくなっちゃうかな??

ひますけ | URL | 2014年12月01日(Mon)16:49 [EDIT]


ひますけさん

早速のお返事(感想?)ありがとうございます。
やっぱり暇なのですか?
そんなことないですよね。
たまたまですよね。

お互い、社労士会に行けるようにほどほどにしときましょうね(笑)

おばさん社労士 | URL | 2014年12月01日(Mon)18:16 [EDIT]