FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

直行・直帰の労働時間

今日の当地は朝からどんより曇っていまして、午後約束していた関与先に訪問する時刻にちょうど雨が降り出してきました。
帰るころには本降りになりましたが、車なのでそれほど大変ではありません。
さて、訪問の用件がすんでから、ついでにというか、ちょっと教えてくださいと言われたことで、営業担当社員などが、取引先から会社に戻らずいわゆる「直帰」をした場合は、どこまでが労働時間になるんでしょうかというお尋ねです。
今まではどちらかというと家族的にのんびりした労務管理だったのが、人数も増えてくると様々な考え方の社員がでてきていると感じていらっしゃるようで、労働時間管理なども神経を使わないといけないという意識を持たれているようです。

そもそも労働時間とは、使用者の指揮命令下にある時間を言います。
ですから、通勤時間は労働時間とはなりません。仕事をしている時間ではありませんし、寝ていたり、スマホを見ていたり、音楽を聴いていたり、場合によっては食事をしていたりすることができますから、自分の自由になる時間として労働時間とはなりません。
ですから、取引先等で業務が終了した時点で仕事時間は終わり、その後の帰宅するための時間は通常の通勤時間と同様、労働時間ではないと考えることができます。
いわゆる「直行」するための移動時間も同様に考えて労働時間とはなりません。
しかし、直行、直帰というのは普通非日常的にするのが普通で、通常の通勤経路とは違います。
そんなわけで、もし何か事故等に遭ったときは、原則として労災と考えます。
出張に行く場合も、移動時間は何か書類や有価証券等を運ぶ任務がある場合以外は労働時間ではないのですが、自宅から出かけ、戻るまでの間の事故は私用の時間以外、労災として扱われます。
(特定地域を受け持ち日常的に外勤業務を行うなどの場合は、地域への往復が通勤とみなされる、その他個別に通勤と判断される場合もあり)
そのあたりが、ちょっとややこしいところかなと思います。

残業代を減らしたいということもあるようですが、やはり効率よく働くということに目を向けていただかないとなかなか難しいと私は思っています。とりあえずは、社内的にアナウンスをしてそういう意識をもってもらう、職務内容を見直してみて無駄な時間がないか洗い出すなども有効なので、そんなお話しをしたのですが、労働時間の問題は労務管理の中でも難しい事項だなと、あらためて思ったのでした。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する