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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

「産まない方が悪い」に見える本音

安倍政権になってからの麻生さん、随分音なしだったなーと思っていましたら、このところ、「儲かってない企業は経営者が無能」、「高齢者が悪いように言うが、子どもを産まない方が悪い」と失言2連発、いずれも表現はちょっと違うかもしれませんが、報道されている内容はそんな感じだと思います。安倍首相は「女性が輝く社会」を標榜しているらしいので、後者の方が失言の度合いが強いのかなと思います。
この演説の聴衆は高齢者が多かったんでしょうか。演説の全体を書き起こしたものがネットで見られますが、長生きはいいことなのに、少子化で高齢者が悪いように言われているというようなことも語っていて、全体的に高齢者におもねると言うと言葉が悪いかもしれないので、配慮したような感じになっています。
「産まない方が悪い」これは多分この人の本音なのでしょう。その言い分の裏側は、女性は子どもを産むのが当たり前、ということでしょう。ほしいと思っていても子どものいない人や、様々な事情で産みたくても産めない人、結婚したくてもできない人、そんな人たちがいるということは普段はすっかり忘れているのでしょう。

何よりも、何故少子化になっているのかという政治家としての現実的な視点が全く感じられません。
例えば、子どもの教育費を小学校から大学まで無償にする、子ども一人につき、国民年金の基礎年金と同額(今年度は772,800円)を給付する、子ども二人以上いる人には格安で良質な住宅を提供する、保育園に預けず自宅で子どもを育てる人には子ども手当を増額する、時間単位で子どもを預けられる公的施設や、子育ての悩みを相談する場に公的補助をするなど、など、私がざっと思いつくだけでもいろいろありますが、そのどれも今はない。
どれか一つでもできれば、確実に出生率は上がると私は思います。
やはり、「お金」の部分は大きいと思っています。
政治家として少子化対策がほとんど何もできてないということを恥じるべきだと思いますが、「産まない方が悪い」とは、あら、あらとしか言いようがありません。

ちょっと前までは、女性に家事、育児、介護を無償のケアワーク(と言うらしい)としてやってもらうために専業主婦優遇の制度などを作っていたかと思えば、少子高齢化で働き手が減ることで、家庭にいた女性もどんどん外で男性同様に働きなさい、それで女性が輝くなどと言いだす、じゃ、ケアワークの方はどうすんの? 相変わらず女性に押し付けてるのでは?
実際にシングルマザーはそうせざるを得ないですが、彼女たちの貧困率が高く問題となっています。賃金の男女格差、長時間労働するのが当たり前、できない人は収入が低くてもしょうがないという構造的な労働環境の問題もあります。
子どもを産んだら産んだで苦労が多いのであれば、産まない選択、若しくは一人で終わりとする選択をする人がいても当たり前です。
そういうことに思いを致すことができれば、前述の発言は違ったものになったでしょう。
「オヤジ政治は終わりにしよう」という女性たちの動向があるらしいですが、やはり、クオーター制などをとって、普通の一般庶民の感覚を持った女性議員を増やさないとだめなんだろうなと思いました。

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