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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

私を捨て公に生きる

所属する社労士会の研究会のリーダーになって1年余りたちます。
会員は30人余りで他の部会と比べてそれほど多くはありませんが、埼玉県社労士会で最初に発足した5つの自主研究部会のひとつで(現在は15の研究会があります)、今年創立30周年を迎える歴史と伝統のある研究会です。
その様子は、当ブログでもたびたび取り上げました。月に一度の定例会では、会員有志の作成した原稿についてあーでもない、こーでもないと出席者全員で討議して推敲して、最終的に作成者が皆の意見を取り入れて修正して仕上げ、ある専門雑誌に作成者の署名入りで掲載していただいています。
私も随分自分の原稿を掲載していただいていますが、リーダーになってからは出版社との窓口となり、会員が仕上げた原稿を最終チェックしてメールで送るという作業も行っています。これが意外と時間がかかり、それなりにエネルギーも使います。
より良いものを作りたいという生来の「のめりこみ体質」があるために、細部まで修正したくなり、でも自分の勝手にはいかないので、作成者とのやりとりを繰り返すことになり、ブログでは書けない、あんなこと、こんなことが起きたりします。

そんなある日、昨年のことですが、出版社の担当者の方がわざわざ私の事務所にみえて、「先生に是非この仕事をしていただきたい」と言われたことがありました。
研究会としてではなく、私個人にと強いお申し出を受けたのです。定期的に報酬をいただけるし、出版物に関わる仕事ですから、私にとっては、良いお話しでした。
しかし、私は、リーダーになったときにこれから研究会では、「私を捨て公に生きる」ことを基本姿勢としようと決めていました。自らの利益より組織の利益を第一に考えるという、一種の自分の矜持です。
ここで、その仕事をお受けしたら、「地位を利用して自分の利益を図った」と会員に思われる可能性もあり、それは本意ではありません。何よりも自分の基本姿勢に反するように思いました。
先方は「誰にも先生にお願いしていることは内緒にしますし、編集局長が是非、先生にやっていただきたいとのことなんです。」とまでおっしゃってくださいました。その仕事は報酬はそれほど高くはありませんが、勉強にもなりますので、私は研究会のメンバーと少しでも分かち合いたいと思い、私の他に信頼できるメンバーに入っていただき、チームを作ってお受けすることにして、先方にも納得していただきました。

私のその結論について、「先方は豊子さんを指名してるんだから、受けちゃってもいいんじゃないの」というメンバーもいましたが、後日、研究会創設以来のメンバーで、社労士会でも数々の要職を経験しているある大先輩にいきさつを話す機会がありました。
彼は即座に「それでよかった。当然だよ。個人で受けちゃったら、何言われるかわかんないよ」と言いました。
開業30年以上の大先輩にそう言っていただいて、ちょっとホッとしました。
というわけで、それはそれでよかったんですが、昨日、またまたその出版社の担当者の方から「先生に今度これこれこういうことについて書いていただきたいんですよ」のお電話をいただきました。それは、普段の原稿よりもずっと大きな仕事です。報酬もそれなりのものになります。しかも、私の得意分野。
先方は、以前のことから私の考え方は理解してくださっているので、「先生おひとりでもいいんですが、だめだったら、他の方とご一緒でも・・・」と言ってくださっています。
ちょうど年始のご挨拶に行きたいと思っていたので、明日伺って、詳しいお話しを聴くことになりました。

当然、研究会としてお受けすることになると思いますが、私の他に誰を選んで書いてもらったらいいのかというところが問題です。
分担を決めて部分、部分を手分けして書くことになりますが、当然、私がマネージメントをすることになります。すると、「のめりこみ体質」がでてきますから、ある程度能力を担保できる人に書いてもらわないと、私はストレスで多分具合が悪くなるだろうと思います。
それを選任する過程で、メンバーが不満を持つかもしれないし、難しいなー。厄介だなー。一人でやっちゃった方が楽。
そんなことを考えると、「私を捨て、公に生きる」なんてカッコいいこと言ったって、どーんと構えてできるほど、私は人間がおっきくないのねと思う今日この頃です。もしかしたら、こんな私の行動、わかってくれない人もいるかも。自分の矜持を貫き通すのはなかなか大変なことですね。

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