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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

マッサンに見る時代の「空気」

私は、NHKの朝ドラはほとんど見たことがなかったのですが、少女時代の愛読書だった『赤毛のアン』の翻訳者を取り上げた前作を見てから、その後の現作品も「ウィスキー」というキーワードにひかれて見ています。
朝は忙しいので、録画しておいて夜食事しながら見ていますが、ウィスキーが日本人に受け容れられるまで、大変な歳月がかかったことや、結局「マッサン」は職人気質で良いものを作ることにこだわり過ぎて、経営者としてはあまり成功していないみたいなこともわかり興味深いです。
そもそもウイスキーというのは熟成にすごく時間がかかるということもわかりました。だから、国産のウイスキー会社は私の知る限り二つしかないのも、お金と時間とエネルギーがすごく必要なためなんだろうということもわかりました。
先週は、ちょうど太平洋戦争に突入したころでスコットランド人のマッサンの妻がスパイ容疑をかけられて連行されそうになるところが放送されていました。

特高警察と言われる当時の国家権力に反対する人々とされた社会主義者や共産主義者を取り締まり、時には激しい拷問を行うことで知られた警察組織が、大勢でマッサンの自宅に土足のまま上り込み、家宅捜索する様子や、有無を言わさないかたくなで傲慢な態度はとても嫌な感じですが、時代の空気感は、結構今と似ているかもしれないと思ったりもしました。
メディアが政府の批判をしなくなったことや、政府の批判をするコメンテーターがテレビに出演しなくなったりということが言われています。
それに危機感を覚えた言論人たちがネットで署名活動をしたりしているようですが、政府寄りの人たちの声がすごく大きくなっているようにも感じます。
安倍首相のやじとそれに続く弁明のおかしさについても、10年ぐらい前だったら相当批判の的になっていたと思いますが、テレビメディアではさらっと流すように放送しただけでした。
かろうじて、ラジオでは、安倍首相のやじの元となったネタは2チャンネルのまとめサイトにあったということが語られていて、「一国の首相がこんなサイト見て、しかもネタを信じてるって問題ですよねー」と批判しているのを聞いて、ラジオはまだ健全さを保っているのかなと思いましたが。

今週の「マッサン」も今度はマッサンの娘を通じて時代の空気を伝えています。
勤労動員で工場で軍服を縫っているのですが、ちょっとしたお弁当でも「贅沢は敵というのがわからないの?」と上級生に責められ、竹やり訓練に行かないと言っては「非国民!」とののしられます。
嫌な時代だなーと思いますが、国民が政治に無関心でなおかつ経済がよければいい(実際にはそんなによくないと思いますが)多数派についとけばいいやというような安易な気持ちでいると、どんどん自由に意見表明できない時代になっていくのではないかと思いました。
政府寄りとの批判のあるNHKですが、こういう嫌な時代の空気について伝えることも重要なことなのではないかと私は思いました。

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