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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

妊娠中の労働者 法律では守られているけれど

女性には男性にはない妊娠・出産という経験をすることがあります。結婚しない人や結婚しても子どもがいない人もいるので、一体どれぐらいの女性が経験することなのか私にはわかりませんが、まだまだ男性社会の企業の中で妊娠しながら仕事を続けていくというのはなかなか大変なことだろうと思います。
私は第一子を妊娠中7か月まで勤めて退職しました。結婚前に勤めていた会社は外資系で実力主義で常に高いパフォーマンスを求められているような気がしましたが、結婚することが決まりそこを退職した後勤めた会社は、一部上場企業の子会社で、比較的のんびりしていて残業もほとんどなく、私も事務職だったので妊娠中も勤めることができたと思います。
上司は、「辞めないで勤め続けなよ。子ども連れてきてもいいからさ。おしめぐらい俺換えてやるよ」(彼は3人の子持ちでした)なんて言ってくれて、今思うと妊娠を祝い、「慶事」として認めてくれた会社でした。

昨日のNHKクローズアップ現代では、妊娠中も仕事を続けるのなら今まで同様に仕事をしてくれないと部署を変わってもらうと言われ、深夜残業などもこなし頑張り続けた結果流産してしまったという事例や、事業主には妊娠中の健診の時間を付与する義務があることを知らず、しょっちゅう休むのは悪いと思い退職してしまった女性の例などが放送されていました。
前者の女性は、「赤ちゃんに申し訳ないことをしてしまった」と語り、後者の女性は「そういう法律があるのを知っていたら、辞めなかったかもしれない」と語っていました。
男女雇用機会均等法(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律)では、職場における男女の均等な待遇の確保の他、女性労働者の母性(妊娠・出産すること)の保護も目的であり、
「母性を尊重されつつ、充実した職業生活を営むことができるようにすること」と基本理念に謳われています。

番組ででてきた会社はこれらのことを理解していたでしょうか。
私は、「子どもの母は私一人だけ」、「仕事はいくらでも代わりがいる」、「自分は育児とやらを思いきりやってみたい」等、等、いろいろな理由から職場を去りました。それまで共働きでなんとかやっていた我が家の家計は火の車になり、夫は給料のいい会社に転職したりしました。それは、それで、自分で選択したことですから良かったと思っています。
しかし、仕事が面白かったり、キャリアを求めたり、経済的理由だったり、様々な理由で妊娠しても出産しても働き続けたいと願う女性がいるということはすごく理解できます。
妊娠、出産は女性だけに与えられた宿命みたいなものですが、それがために職場において男性より不利益を被るとしたらおかしいと思います。
女性の妊娠・出産によりこの社会が維持されているわけで、男性もこの社会の一員として構成員としての利益を享受しているわけですから、妊娠・出産する女性に対して不利益を与えるような言動は慎むべきではないかと思います。
それらを是正するために、法律が整備されていて、法律が守られていればかなり妊産婦の女性も働きやすくなるはずなのですが、流産などの悲劇が繰り返されるのは残念なことだなと思いました。

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