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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

労働時間管理はまず「現認」

購読している雑誌を読まずに積んでおくことがあります。時間がないときなどに暇なときに読もうと思っていてそのままになり、次の号がもう届いたなんていうことが重なり、3冊も積まれた雑誌を何とか片づけようと、ぺらぺらとななめ読みしました。
その中で、「タイムカードをめぐる不正行為」(日本法令ビジネスガイド2月号32頁)という記事があり、その中で、代理打刻や遅刻をごまかすために故意に打刻しない、残業したように見せるために仕事終了後すぐ打刻しないなどの不正について書かれていました。
上司が目で確認したり声をかけることにより、見られているという意識がいきわたり、不正がしにくくなるなどと書かれているのですが、その中に指紋認証システム等の導入ということが、簡単にちょっとだけ書かれていました。
検索してみると、指紋だけではなく、指静脈認証などがあり、クラウド形式で管理することにより、かなり省力化できるらしいということがわかりました。

確かに、タイムカードというのは古き良き昭和のサラリーマンも使っていたのですから、かなり古いシステムだし、手でいちいち打刻して紙に打ち出すのは、このIT華やかなりし時代にそぐわないような気もします。
値段はいろいろありますが、思ったほど高いという感じはしません。
導入して勤怠管理が楽になりしかも不正防止になるのなら、人数が多い会社とか、シフト制で時間管理がややこしい会社などには向いているのかもしれないと思いました。

先日、会社員をしている知り合いと話をしていて、みなし残業代システムを見直すために、誰がどれだけ残業したか、実労働時間をきっちり見ることになったというような話があったので、「労働時間というのは現認(ゲンニン)が原則だからね」と言うと、
「えっ?ゲンニン?」「現実に見ることよ。あっ来た、あっ、帰ったって、使用者側には労働時間を管理する義務があるから、本来は、所属部署の上司がきちんと確認するのが筋なのよ。タイムカードにお任せー、はだめ」と言うと、「うちの会社、そんなことしてないなー」という話になりました。
雑誌にも書いてありましたが、現実に見ることにより、体調や「なんか元気ないな」というようなことにも気づくことになります。「おはよう」と声をかけることによりコミュニケーションも生まれます。そんな別の効果も期待できます。
結局、会社は人の共同体ですから、デジタルもうまく使いながらアナログな「人間力」みたいなものもおろそかにしてはいけないのではないかと思います。
指認証システムを導入したとしても「現認」は必要だろうと思ったのでした。

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