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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

志を感じる美術館

当地のゴールデンウィークは天候に恵まれ、穏やかに過ぎました。箱根の噴火が危ぶまれるようなニュースがありちょっと心配ですが、東日本大震災、多分阪神大震災の頃から日本列島は動き出していていつどうなるかわからないと思えば、そういうこともあるかというような思いです。
行列と人混みが嫌いな私としては、例年、ゴールデンウィークはひきこもり気味に過ごします。
子どもたちが小さかった頃は、どこにも行かないのはかわいそうと思い、無理して随分あちこち出かけましたが、今はそんな必要もなくのんびりと過ごすことが多いです。
ただ、休みを利用して行きたかった美術館に行ってきました。
東京駅のすぐそばにあるブリジストン美術館です。
都心のど真ん中にあるのに、いつもすいててのんびりと名画を鑑賞できる、私のお気に入りの場所だったんですが、間もなく長期の休館になるということで、是非行っておきたいとかねてより思っていたのでした。

名前から「ブリジストンの創業者が開設した美術館」程度の知識しかありませんでしたが、今回は、美術館の来歴が一部屋に写真とともに展示されていて、あらためて知ることができました。
ブリジストンの創業者石橋正二郎氏は福岡県の出身で、実業家として成功してから同郷の旧知の仲であった画家の坂本繁次郎氏から頼まれて、散逸していた夭折の天才画家青木繁の絵を集めて美術館を作ることになります。
その後、実業で得た財は社会貢献のために使いたいという強い志のもと、国内外の名画を集め美術館開設へとこぎつけます。
開設したのは1952年といいますから、1945年の敗戦の後でまだまだ国全体が貧しく、食べるのに精いっぱいの人も多かった時代です。
そんな時代に、社会をよくするためには文化が必要という強い信念があったようです。志のあるお金持ちって素敵だなーと思います。

青木繁の他、黒田清輝、藤島武二、藤田嗣治など日本の有名画家の他、モネ、ゴーギャン、ルノアール、セザンヌ、ピカソ、ルオー、マリー・ローランサン、クレー、などの西洋の有名な画家の絵、現代作家の絵などが展示されています。
絵画の他に紀元前のエジプトやローマの彫刻や陶器などが展示されていて、私は、いつもこの一番古いのは紀元前2000年とかの古い彫刻に圧倒されてしまいます。
今回は、家族そろって行ったので以前に行ったときには気がつかなかったことを誰かが気がついて、ほーっと思ったりしたこともあり興味深い発見もありました。
例えば、紀元前300年ころのローマ時代の立派な壺が飾られていたのですが、いろいろ模様が書いてある中に、ラーメンどんぶりによく描かれている四角の渦巻き模様といいますか、四角がぐるぐる書かれている連続模様が書いてありました。
娘に言われて気がついたのですが、中国との交流があったのかもねーとはるか遠いいにしえに思いをめぐらせたりして楽しい一時でした。

いつもは、すいているのに、さすがにもうすぐ長期休館ということでそこそこの混みようでしたが、それでもそれなりにはゆっくり見られて、ああ、この美術館にしばらく来られないんだと思うと、ちょっぴり寂しくなってしまったのでした。

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