FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

残業代は効率が悪い人へのご褒美?

愛用のiPhoneに入れているニュースアプリで今ネットで話題になっていることなどがチェックできます。今日、目についたのは「残業代は効率悪い人へのご褒美」という記事です。
そう語ったのは、漢字をネタに「切れキャラ」を演じている外国人タレントだそうで、私も以前、一度たまたまテレビで見かけたことがあります。
彼はITベンチャー企業で部長職もしているそうで、日本人の残業の多い働き方に疑問をもっているらしいです。
確かに、効率の悪い人ほど仕事のスピードが遅くなり、結果、残業時間が多くなる、仕事ができる人はさっさか済ませて残業はないということは単純に考えるとありそうです。
私も若いころ、仕事のできない人と仕事のできる人との差を不公平と感じたこともありました。
ある上司は、「できない人の居場所を作るのも企業の社会的責任だ」「できる奴はできない奴を助けろ」と言っていました。
若かった私は、あまりその言説に共感を覚えませんでしたが、いろいろ経験した現在はその考え方は間違ってはいないと思います。

特に日本の企業は企業内で完全に独立して仕事をしている人は少なく、多くは部署やチームで仕事をすることが多く、仕事を割り振っていてもチーム全体のために結果的にできる人ができない人を助けるようなことはあると思います。
リーダー的立場の人はそれらをよく見て、人事考課に反映する、賞与等の査定で評価するなどを行っているのが普通だと思います。
しかし、評価する立場の人も人間で、常に冷静で客観的に評価できるとは限りません。会社の人事に関して、時として不可思議なことが起こることもあります。
会社は仕事の時間だけではなく質の評価をしなければ不公平だということだと思うのですが、それがまた多分難しいのでしょう。
質を評価するためには、評価する人がその仕事の「質」について熟知していなければなりません。そうでなければ、他人がやっているその仕事の「質」について客観的に評価することはできませんから。
すべてのリーダーや上司がそこまでわかっている人とは限らないので、仕事に対する評価は営業のように成績が歴然としているもの以外は難しいのだと思います。

件の上司の「できる奴はできない奴を助けろ」というのは組織全体を守るためには非常によいことです。できる人というのは仕事に対して余力があるわけですから、その余力を誰かのために使う、ひいてはそれが会社のためになる、そして、その人は満足感も多分得られる、その上で会社がそれを正当に評価してくれればそれで言うことはないでしょう。
往々にして最後の「正当な評価」が難しいためにできる人は不満をもってしまうということでしょうか。
「効率悪い人へのご褒美」が残業代なら、効率の良い人へのご褒美ってなんだろう。賞与や人事考課でのインセンティブとなるのでしょうか。
「できる奴ができない奴を助ける」ことをしたら、結果的にできない人の残業時間は減ることになるのでしょうか。その分を助けた人に回すことはできそうです。
企業としては、仕事の割り振りや分量について常にチェックしていく必要があるんだろうなと思いました。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する