FC2ブログ

おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

年金機構情報流出への対応

日本年金機構の情報もれ事件について、その後続報がいろいろ出てきていますが、非正規雇用者が6割近くを占める「ブラック企業」だなとどいう言説もでてきて、私としては今最も関心の高いニュースの一つです。
正式に発表する前にすでに2ちゃんねるに「ウィルス感染したらしい」などの書き込みがあったようで、とにかくぬるい組織なんだなという印象です。
テレビのインタビューに答えていた年金受給世代の人が「年金がなくなると困る」と言っていました。
さて、今般の情報漏えいで年金の横取りができるのだろうかと調べてみました。普段、年金業務はほとんど行わないので、そういうことも調べないとわからないのは社労士してちょっとお恥ずかしいのですが。
年金を受け取る口座の変更の届出用紙は住所変更も同時にできるようになっています。
引っ越したときなどに同時に変える場合もあることを想定しているのでしょう。
基礎年金番号と生年月日を記入する欄がありますが、これは漏れた情報の入手により記載可能です。
情報を盗んだAが盗まれたBさんの名前をかたり、Aの住所に変更することは住所変更を証明する書類の添付は必要ないとあるので、できちゃいそうです。

もし、AがBさんの名前をかたりAの住所で銀行口座を開設できれば、口座の変更も可能となりますが、今、銀行の窓口も本人確認が厳しいので、普通は他人の名前をかたり銀行口座を開設することは難しいでしょう。年金を受け取るためには銀行口座が必要ですから、口座の変更までして横取りするのは無理かなとは思います。しかし、悪意をもって免許証などを偽造すればできなくはないのかなという気がしないでもありません。
届出が意外と簡単な書面でできますから。
委任状の作成によりAがBさんの代理人になりすますことも可能です。
そうすると、窓口に行き他の情報も知ることができる可能性はありますが、それはAにとっても結構リスクの高い行為となると思いますから、簡単にやるかどうかはわかりません。

今後、情報が漏れた人については、そのような届出も厳重にチェックされると思いますし、基礎年金番号も変えるそうですから、そんなに心配することはないとも断言はできないのが困ったところです。
とりあえず、年金を受給中の方は偶数月の15日にちゃんと自分の口座に振り込まれているかしっかりと確認すること、受給していない現役世代の方は、できればネットにより自分の記録が閲覧できる手続きをとり、しっかりと「監視」すること、保険料を支払っている証拠となる給料明細はきちんと保管しておくこと、そんなことで自衛することでしょう。
自分の若いころのことを考えてもそうだったのですが、国民があまり年金に関心をもたなかったために組織も平気で無駄遣いもできたし、ぬるい組織となったと考えられます。
今後は、みんなで関心をもって見ていくことも大事なのだと思います。
本当は、こういう重要な組織については第三者の厳しい監視機関が必要だと思うのですが、それもまたお金がかかりますね。

なお、今般の件で、日本年金機構は電話で何かを連絡したりすることは一切ないと言っています。
不審な電話には十分注意してください。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する