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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

離婚の年金分割で救われる人もいる

離婚の年金分割については、何度か過去記事にしています。(参照)
過去記事にもあるように、年金が半分もらえるわけではなく、報酬比例部分の記録を分けてもらうということですから、金額的には考えていたより少ない場合が多いと思います。
それでも、ずっと専業主婦だった人が基礎年金だけでは少ないけれど、離婚の年金分割により受け取る額が増えることにより、離婚に踏み切るという例は実際にあるのだろうと思います。
先日、街でばったり出会ったいわゆるママ友の知り合いがその該当者で、少し前に離婚したのだそうです。
私が社労士になったのを知っているので、そんな話を教えてくれたのでした。
「額としてはそんなに多くはないと思うんだけどね」と応じましたら、「でも、それがあって離婚に踏み切ることができたと言ってたわよ」とのことで、熟年離婚の背中を押すスイッチになったようです。

確かに、その人はもう年金受給世代ですから、結婚以来ずっと専業主婦だとすると30年以上になるでしょうし、その間の報酬比例部分の半分というと、いくらぐらいだろう。平均的なサラリーマンだと老齢厚生年金の報酬比例部分というのは月額10万から15万前後でしょうか(あくまでも概算です。生涯の報酬によって差があります。他に基礎年金部分が6万円余りあります)。
その人の夫は一部上場企業に大学卒業後から勤め続けていたそうですから、もっと高額かもしれません。
そのうちの婚姻期間の報酬比例部分の半分が毎月の自分の基礎年金に上乗せされたために、離婚に踏み切ったと本人が言っているそうで、すごくせいせいしたと言って楽しく暮らしているそうです。
熟年離婚というのは、女性の方が元気になる場合が多いようですね。
長年、我慢に我慢を重ねてきたということでしょうか。
定年退職して年金を受給し始めたとたんに「ハイ、バイバイ」というのも、夫の側は大変だろうなとも思いますが、そうなるにはそうなる理由があるのでしょうから、仕方ないですね。

過去記事にも書きましたが、社労士会でも、離婚なんてしない方がいいよ、たいして年金増えるわけじゃないからという人もいますが、そういえば、そういうこと言うのはみんな男性だったような気が・・・。
今、平均余命も随分のびているし、「老後」と言っても人によってはリタイアした後20年も30年もある人もいます。いっしょに暮らしたくない人と無理して暮らすより、一人でせいせいのびのび暮らしたいと思うのも無理はないのかなと思います。嫌いな人の介護なんてできませんものね。
経済的理由で離婚を迷っている人にとって、離婚の年金分割というのも悪くない制度なんだなとあらためて思った次第です。

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