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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

派遣法改正成立見こみ雑感

派遣法改正案が国会で承認される模様と報道されています。
これについては、過去記事で反対の立場で書きました(
参照)
この改正により、派遣労働者を使うことは企業にとって益々都合がよい制度になると思います。
もともと派遣というのは、自社で賄いきれないスキルを持った人を臨時的に来てもらうというところがスタートだったと思われます。
それが、人を雇うことに付随する費用その他厄介なことを背負わずに都合よく労働力が手に入る制度というように変質してきたように思います。
厚生労働省の「非正規雇用の現状と課題」のサイトを見ると、平成26年は、非正規雇用者1962万人で、そのうち派遣社員は119万人、6.1%とありますからそれほど多いわけではありません。
多くの会社は、パートタイマーやアルバイトなど直接雇用する形態で非正規雇用者を抱えています。定年後の再雇用と推察される「嘱託」が派遣とほぼ同数になっています。

私が経営者だったら派遣社員は使わないなーと思います。まして、人を変えれば同じ仕事はずっと派遣社員にやってもらうなんて、変じゃないの?と思います。
その会社でそれほど必要な仕事なのなら人を直接雇用して自社の仲間であり戦力として指導教育していくのにと思いますが、採用したくても応募がなく人材を集めることができないという会社もあるらしい。
人が集まらない会社というのは、まず賃金、労働時間、休日、休暇などの労働条件が悪い。建物などが古くて暗いとかきれいではないというようなこともあるかもしれません。建物の古さなどは仕方ないけれど、掃除に力を入れて清潔で整理整頓がきちんとされていると、かなり印象は違います。
懇意にしている社労士仲間が「トイレの汚い会社はダメ」と言っていました。
「ダメ」というのは経営者の意識が低く、法律を守ろうとしないという意味です。経営者の法令遵守意識が低ければ、そこが働きやすい会社となるわけはありません。

さて、話が横道にそれました。
派遣法の改正により派遣社員が増えるかどうかは不透明ですが、会社の業績等の状況に応じて簡単に切り捨てられる労働者を確保しておきたいと思う企業には都合のよい改正となるでしょう。しかし、時代の空気は若い人の人手不足感が強いので、いい人材なら派遣から正社員にしたいと思っている企業もあるかもしれませんので、そういう企業が増えれば正社員へのキャリアアップを望む労働者にとってはよいのかなと思います。

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