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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる14年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

若い人を違法状態で働かせる企業

全国的に猛暑が続いているようですが、当地も「右に同じ」です。私のiPhoneに入れているアプリの防災情報が午前中から熱中症注意を呼びかけてきます。
「運動は中止」ですから用がない限りは外出するなということなのかなと思いますが、外出しなくちゃいけないときは仕方がありません。でも、昼間の暑い盛りは心なしか人通りが少ないような気もします。
そんな猛暑の中、昨日は社労士会支部で行っている事業の市民相談の当番で、地元の市役所に行ってきました。
予約で労務相談の方がおひとりいらっしゃると聞いていました。
労務相談は得意分野ですし、たいていのことは大丈夫ですが、意外と年金や健康保健、雇用保険の手続きなどもからんでくる話になる場合がありますから、その種のマニュアル本を持参して暑いさかりの昼下がりに出かけました。

守秘義務にふれない程度に書きますと、息子さんの働きぶりを心配するお母さんからのご相談でした。
名前を聞けばほとんどの人は知っている有名企業ですが、違法の匂いがプンプンする働かせ方をしています。しかし、いろいろお話しを聞いていると、「違法」とされないようにかなり気をつかっているふしもあり、実態は違法でもうまくとりつくろえるシステムになっているふうでもあります。
これ以上は控えますが、このようなご相談はずばり解決策を示すということが難しく、とりあえずは聞き役に徹するしかありません。
ひとしきりお話しが終わったら、こちらからいつくか確認したり、法律ではこうなっていますという法律の制度の説明、そして、今後の選択肢をいくつか示して、各種の行政窓口をお知らせする、その場合の問題点やその他使える公的保険などについての制度の説明をする、そんなところでしょうか。

最後にお帰りになるときに、「母親がこんなことご相談するなんておかしいかもしれませんが・・・」
とおっしゃっていましたが、私も「母」のはしくれ。このお母さんのお気持ちよくわかります。
「そんなことないですよ。私も息子も娘もいますから、お気持ちよくわかります。でも、お役にたてるお話しができたかどうかわからないのですが、申し訳ありません。」と、自分の気持ちを素直に申し上げました。
「いいえ、いろいろお話しがきけたし、よくわかりました。来てよかったです。」
とおっしゃっていただけたので、ちょっとホッとしました。

今春、高卒や大卒の就職率は高卒がバブル崩壊前、大卒がリーマンショック前の率まで回復したとされています。しかし、企業の質という点ではどうなんだろうかと疑問もあります。
賃金の低い若い人をいいようにこき使おうとする悪質な企業が増えているとしたら残念なことだなと思います。
若い皆さんも、会社と自分は対等な立場で契約を結んでいて、自分は労働基準法をはじめとする各種の法律で守られているという意識を持っていただき、会社の言うことをなんでもかんでも聞くのがいい社会人とは限らないということを頭に入れておいていただきたいと思います。
おかしいと思ったら、しかるべき機関に相談していただきたいと思います。

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