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おばさん社労士の発信基地 きぼうという名の事務所です。

開業してからまる13年「発信する社労士」を目指して「独立独歩」「自主自立」の活動をつづるブログです。

漱石の恋愛小説

トルコキキョウとバラ2気がつけば、殺風景な我がブログ、久しぶりに写真を載せます。
当地はこのところ秋晴れとは程遠い曇りか雨模様の天気が続いています。
夜には虫の声がたくさん聞こえるようになって、涼しくなったので、我が家の玄関にも花が戻ってきました。
暑い間はすぐしおれてしまうので、花を飾らなかったのですが、復活させました。
花だけではなく、自然のもの、虫もそうだし、蝶もそうだし、色の組み合わせが絶妙なものが多く、いつも見とれてしまいます。
さて、毎日読んでいた朝日新聞の夏目漱石の復刻版連載小説「それから」が終わって、次は「門」ということで楽しみです。

夏目漱石の文章は、簡潔でありながら伝えるべきことをきちんと伝えていて、明治の香りのする言葉や豊富な語彙が素晴らしいと思います。
「こころ」は中学生のころからずっと愛読していましたが、「それから」は一度ぐらい読んだかもしれないけれど内容があまり印象に残っていなくて、松田優作主演の映画をテレビで観たときの方が印象に残っています。
今、読み返してみると、これは恋愛小説だったんだなと思います。
「こころ」では、自分が恋している下宿先の「お嬢さん」のことを、わけあっていっしょに住まわせてあげていた親友も好きなのを知り、いち早く「画策」してお嬢さんと結婚できるようにするのですが、「それから」は逆で、親友に譲る形で恋人と別れるのです。
親友の妻となった後、いろいろあってあまり幸せそうではないその人と再会したことから事態が動いていって、とうとう「僕の存在にはあなたが必要だ」と告白するんです。
エルビス・コステロの歌にある「She」を彷彿とさせるような言説で、漱石先生、なかなかやりますねー。
自分の好きな人(どうでもいい人じゃダメ)にそんなこと言われたらぐっときちゃいますよね。

高等遊民からまともな職業人として生きていこうと決意した主人公の出発というか、新しい世界への旅立ちの物語と私は読んだのですが、主人公が最後精神を狂わせてしまったと解釈している人もいるんだとネットで見てびっくりしました。
様々な解釈があるところがまた小説の醍醐味なのでしょう。
「門」は「それから」の後日談的な小説らしいので、また毎日読みたいと思っています。

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